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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


9.4.1 HADBユーザを作成する

定義系SQLでHADBユーザを作成し,CONNECT権限およびスキーマ定義権限を付与します。

例題

実表を定義するHADBユーザADBUSER02を作成し,ADBUSER02CONNECT権限およびスキーマ定義権限を付与します。

手順

  1. adbsqlコマンドを実行する

    adbsql
      USER-ID ?
    ADBUSER01      ADBUSER01でHADBサーバに接続します。
      PASSWORD ?
    XXXXXXXX       入力したパスワードは表示されません。

    adbinitコマンドの実行時(「9.2 データベースを初期設定する(データ用DBエリアを作成する)」)に作成したHADBユーザの認可識別子とパスワードを指定します。

  2. CREATE USER文を実行してHADBユーザを作成する

    CREATE USER "ADBUSER02" IDENTIFIED BY '#HelloHADB_02'

    上記のSQL文を実行すると,認可識別子ADBUSER02,パスワード#HelloHADB_02のHADBユーザが作成されます。

    認可識別子およびパスワードの指定規則については,次を参照してください。

  3. GRANT文を実行して,CONNECT権限とスキーマ定義権限を付与する

    GRANT CONNECT,SCHEMA TO "ADBUSER02"

    上記のSQL文を実行すると,認可識別子ADBUSER02に,CONNECT権限とスキーマ定義権限が付与されます。

以上で,実表を定義できるHADBユーザADBUSER02の作成が完了しました。

メモ

adbsqlコマンドでSQL文を実行する場合は,末尾に必ず半角のセミコロン()を入力してください。