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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


7.2.7 統計情報に関するオペランド(set形式)

[44] adb_sta_log_max_size = 統計ログファイルの最大容量

〜〈整数〉((1〜16))《4》(単位:ギガバイト

統計ログファイル1つ当たりの最大容量をギガバイト単位で指定します。統計ログファイルは4つ作成されます。

通常は,このオペランドの指定は不要です。統計ログファイルの最大容量を小さくしたい場合に,このオペランドを指定してください。

なお,このオペランドで指定した統計ログファイルの最大容量は,統計ログファイルが切り替わったときに有効となります。そのため,このオペランドを指定しても,統計ログファイルの切り替えが発生するまでは,統計ログファイルの最大容量がこのオペランドの指定値と異なります。

注※

小容量での統計ログファイルの切り替えテストを実施する場合,adb_sta_log_size_unitオペランドで統計ログファイル最大容量の単位を小さくする(メガバイトに変更する)ことができます。

[45] adb_sta_log_path = 統計ログファイルの出力先ディレクトリ名

〜〈パス名〉((2〜510バイト))

統計ログファイルの出力先ディレクトリ名を絶対パスで指定します。

このオペランドで指定したディレクトリ下に,統計ログファイルが出力されます。

通常,このオペランドは指定不要です。このオペランドを省略した場合,統計ログファイルの出力先ディレクトリは,$ADBDIR/spoolになります。

$ADBDIR/spoolディレクトリ下以外に,統計ログファイルを出力したい場合に,このオペランドを指定してください。

このオペランドを指定する場合の注意事項を次に示します。

  • 統計ログファイルだけを格納する専用のディレクトリを指定してください。

  • HADB管理者に,アクセス権限(読み取り権限,書き込み権限,および実行権限)が付与されたディレクトリを指定してください。

  • 十分な空き容量が確保されているディスク上のディレクトリを指定してください。

    adb_sta_log_max_sizeオペランド,およびadb_sta_log_size_unitオペランドを省略した場合,統計ログファイル1つ当たりの最大容量は4ギガバイトです。また,統計ログファイルは4つ作成されます。そのため,16ギガバイト以上の容量が必要です。

    メモ

    統計ログファイル1つ当たりの最大容量は,サーバ定義adb_sta_log_max_sizeオペランド,およびadb_sta_log_size_unitオペランドで変更できます。

  • 統計ログファイルの出力先ディレクトリを変更した場合,変更前の統計ログファイルに格納されている統計情報を参照できなくなります。そのため,統計ログファイルの出力先ディレクトリを変更する前に,adbstatコマンドを実行して統計情報を出力しておいてください。

[46] adb_sta_log_size_unit = G|M}

adb_sta_log_max_sizeオペランドで指定した統計ログファイルの最大容量の,単位を切り替える場合に設定します。

通常の運用時には,このオペランドを省略してください。このオペランドは統計ログファイルの切り替えテストなどで,最大容量の単位をメガバイト単位に変更したい場合に使用します。このオペランドを指定していると,警告メッセージKFAA52201-Wが出力されます。

  • G

    統計ログファイルの最大容量の単位をギガバイトとします。

  • M

    統計ログファイルの最大容量の単位をメガバイトとします。