7.2.6 レンジインデクスに関するオペランド(set形式)
- [43] adb_sql_rngidx_preread ={ALL|NO|レンジインデクス名〔,レンジインデクス名〕…}
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HADBサーバの開始時に一括先読みするレンジインデクスを指定します。レンジインデクスの一括先読みについては,「5.5.3 レンジインデクスの一括先読み」を参照してください。
- ALL:
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全レンジインデクスを一括先読みします。
- NO:
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レンジインデクスの一括先読みを行いません。
- レンジインデクス名:
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〜〈文字列〉((1〜205バイト))
一括先読みするレンジインデクスを指定します。レンジインデクス名は8,192個まで指定できます。レンジインデクスの指定順に一括先読みされます。
- 重要
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レンジインデクス名は,「スキーマ名.インデクス識別子」の形式で指定してください。スキーマ名を省略することはできません。
(例)\"ADBUSER01\".\"RINDX01\"
留意事項を次に示します。
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レンジインデクスを一括先読みするには,adbbuffオペランドの-aオプション(レンジインデクス専用のグローバルバッファのページ数)の指定が必要です。そのため,一括先読み対象となるレンジインデクスを格納しているDBエリアにグローバルバッファを割り当てる際は,必ず-aオプションを指定してください。
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レンジインデクスを一括先読みする際,1回のページ要求で,複数のページを読み込みます。そのため,adbstatコマンドを実行して出力される「グローバルバッファの統計情報」のうち,次に示す2つの情報が一致しないことがあります。
・DBbuff_page_rng_request_cnt(レンジインデクスバッファのページ要求回数)
・DBbuff_page_rng_pagein_cnt(レンジインデクスバッファのページイン回数)
adbstatコマンドについては,マニュアルHADB コマンドリファレンスのadbstat(HADBサーバの統計解析)を参照してください。
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レンジインデクスの一括先読み中にadbbuffオペランドの-aオプションで指定したページが満杯になった場合,一部のレンジインデクスだけが読み込まれた状態になります。
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未完状態のレンジインデクスは一括先読みされません。
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指定したレンジインデクス名に構文的な誤りなどがある場合,そのレンジインデクスは一括先読みされません。そのほかのレンジインデクスについては,一括先読みされます。