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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


5.2.12 可変長データ型の列データの分岐指定(BRANCH)【ローストア表】

表をローストア表として定義する場合は,可変長データ型の列データの分岐指定を指定するかどうかを検討してください。表をカラムストア表として定義する場合は,可変長データ型の列データの分岐指定は指定できません。

ここでは,可変長データ型の列データの分岐指定について説明します。可変長データ型とは,次のデータ型のことです。

通常,1行のデータは同じページに格納されますが,表に可変長データ型の列を定義した場合,可変長データ型の列データは分岐して別ページに格納されることがあります。

次に示す規則に従って,可変長データ型の列データは格納されます。

CREATE TABLE文の列定義のBRANCHの指定によって,可変長データ型の列データを,常に別のページに分岐するかどうかを指定できます。分岐するかどうかの目安を次に示します。

なお,表オプションのBRANCH ALLを指定すると,表中の全可変長データ型の列データが分岐します。表中の全可変長データ型の列データの参照頻度が少ない場合に,BRANCH ALLを指定してください。