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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


3.8.2 スキーマを定義する

SQL文を入力できるようになったら,スキーマを定義します。スキーマは,表を包括する論理的な概念のことです。スキーマを定義しないと,表を作成できません。

〈この項の構成〉

(1) スキーマを定義するSQL文を実行する

スキーマを定義するためには,定義系SQLのCREATE SCHEMA文を使用します。次に示すSQL文を入力して,[Enter]キーを押してください。

なお,末尾に必ず半角のセミコロン()を入力してください。SQL文が実行されません。

CREATE SCHEMA ADBUSER02;

これで,「ADBUSER02」ユーザのスキーマが定義されます。ここで定義するスキーマ名は,adbsqlコマンドのユーザID(認可識別子)と同じにしてください。

(2) スキーマを定義した結果を確認する

スキーマ「ADBUSER02」が定義された場合,次に示すメッセージが出力されます。出力されるメッセージの例を次に示します。

■出力されるメッセージの例
KFAA96403-I SQL processing completed.

スキーマが定義されたことを確認したら,スキーマの定義は完了です。

(3) 関連項目

マニュアルHADB SQLリファレンス定義系SQLCREATE SCHEMA(スキーマの定義)