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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


3.4.1 DBディレクトリの作成および確認をする

ここでは,DBエリアを格納するDBディレクトリを作成します。DBエリアとは,表を格納する論理的な領域のことです。DBエリアはデータベースを初期設定するときに作成され,DBディレクトリに格納されます。DBエリアは「3.6 DBエリアを作成する(データベースの初期設定をする)」で作成します。

作成するDBディレクトリの名称は任意です。ここでは,次に示すディレクトリに作成します。

DBディレクトリの作成はHADB管理者(adbmanagerで行います。スーパユーザでログインしている場合は,いったんログアウトして,HADB管理者(adbmanager)でログインし直してください。

〈この項の構成〉

(1) DBディレクトリの作成コマンドを実行する

HADB管理者(adbmanager)で次に示すOSのコマンドを入力して,[Enter]キーを押してください。

mkdir /home/adbmanager/db

(2) 作成したDBディレクトリを確認する

mkdirコマンドでDBディレクトリが作成されているかどうかを確認するため,次に示すOSのコマンドを入力して,[Enter]キーを押してください。

ls -d /home/adbmanager/db

lsコマンドに-dオプションを指定することで,指定したディレクトリが作成されているかどうかを確認できます。実行結果の例を次に示します。

■実行結果の例
/home/adbmanager/db

DBディレクトリが作成されていることを確認できたら,DBディレクトリの作成は完了です。