2.15.2 チャンクアーカイブ機能を適用するケース
チャンクアーカイブ機能は,次に示す条件をすべて満たす場合に適用することを推奨します。
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センサデータや売上データのような時系列データを毎日大量にインポートする
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上記の時系列データを長期間保管する必要がある
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分析業務の際,最近のデータは頻繁に参照するが,古いデータは参照する頻度が非常に少ない
チャンクアーカイブ機能の適用例を次の図に示します。
- [説明]
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この例では,直近6か月のデータは参照頻度が多いため,データをアーカイブしていません。6か月より前のデータは参照頻度が非常に少ないため,データをアーカイブしてデータ容量を削減しています。
アーカイブされているデータを検索する場合,アーカイブされていないデータを検索するときに比べて検索時間が長くなります。
- 重要
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データ中に日時を示すデータがあることが,チャンクアーカイブ機能を使用する際の前提条件です。
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アーカイブされているデータは,更新または削除できません。更新または削除するには,データをいったん伸長してDBエリアに戻す必要があります。そのため,アーカイブされているデータを更新または削除するような機会がある場合は,チャンクアーカイブ機能を使用しないことを推奨します。
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