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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)


7.14.3 制御文(define copy rdarea文)

define copy rdarea 
   複写先RDエリア名
   〔globalbuffer グローバルバッファ名〕
   〔lobbuffer LOB用グローバルバッファ名〕
   reproduce 複写元RDエリア名
 ;
〈この項の構成〉

(1) 複写先RDエリア名

   〜<識別子>((1〜30))

構成情報の複写先RDエリアの名称を指定します。

RDエリア名を引用符(")で囲んだ場合は大文字と小文字が区別されますが,引用符で囲まない場合はすべて大文字として扱われます。

(2) globalbuffer グローバルバッファ名

   〜<識別子>((1〜16))

構成情報の複写先のRDエリアに割り当てられているグローバルバッファを変更したい場合,HiRDBシステムにある(HiRDB/パラレルサーバの場合は,構成情報複写をするサーバにある)グローバルバッファの名称を指定します。

グローバルバッファについては,pdbuflsコマンドで確認できます。

<規則>
  1. インデクス用又はLOB用のRDエリアのグローバルバッファは指定できません。

  2. 面数指定のグローバルバッファの場合,指定するグローバルバッファのグローバルバッファ長は,複写元RDエリアのページ長以上でなければなりません。グローバルバッファ長は,pdbuflsコマンドで確認できます。

  3. ここで指定したグローバルバッファの割り当ては,次回のHiRDBの正常開始時には無効となります。そのため,次回のHiRDBの正常開始時にはシステム共通定義のグローバルバッファの割り当てを変更する必要があります。

  4. このオペランドを省略した場合,構成情報複写前のグローバルバッファが割り当てられます。

  5. このオペランドを指定してグローバルバッファが割り当てられない場合,RDエリアの構成情報複写はエラーとなります。

(3) lobbuffer LOB用グローバルバッファ名

   〜<識別子>((1〜16))

構成情報の複写先のLOB用RDエリアに割り当てられているLOB用グローバルバッファを変更したい場合,HiRDBシステムにある(HiRDB/パラレルサーバの場合は,構成情報複写をするサーバにある)グローバルバッファの名称を指定します。

グローバルバッファについては,pdbuflsコマンドで確認できます。

<規則>
  1. ユーザ用RDエリア,又はインデクス用のRDエリアのグローバルバッファは指定できません。

  2. 指定するグローバルバッファのグローバルバッファ長は,複写元RDエリアのページ長以上でなければなりません。グローバルバッファ長は,pdbuflsコマンドで確認できます。

  3. ここで指定したグローバルバッファの割り当ては,次回のHiRDBの正常開始時には無効となります。そのため,次回のHiRDBの正常開始時にはシステム共通定義のグローバルバッファの割り当てを変更する必要があります。

  4. このオペランドを省略した場合,構成情報複写前に割り当てられていたLOB用グローバルバッファが割り当てられます。ただし,構成情報複写前にLOB用グローバルバッファが割り当てられていない場合は割り当てられません。

  5. このオペランドを指定してLOB用グローバルバッファが割り当てられない場合,RDエリアの構成情報複写はエラーとなります。

  6. このオペランドは,LOB用RDエリアの構成情報複写の場合に指定できます。ユーザ用RDエリアの構成情報複写の場合に指定するとエラーになります。

(4) reproduce 複写元RDエリア名

   〜<識別子>((1〜30))

構成情報の複写元RDエリアの名称を指定します。

RDエリア名を引用符(")で囲んだ場合は大文字と小文字が区別されますが,引用符で囲まない場合はすべて大文字として扱われます。

複写元RDエリアを構成するHiRDBファイルの,HiRDBファイルシステム領域に対応した世代番号を登録していない場合,エラーとなります。