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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)


2.9.1 pdbuflsの形式と規則

〈この項の構成〉

(1) 機能

グローバルバッファの状態を表示します。

インメモリRDエリアがある場合は,インメモリデータバッファの状態も表示できます。

(2) 実行者

HiRDB管理者が実行できます。

(3) 形式

 pdbufls 〔-k 出力種別〕 〔-d〕 〔-x 〔-y〕〕〔-M〕〔-N〕
 
     〔{-s サーバ名〔,サーバ名〕…
 
       |-a グローバルバッファ名〔,グローバルバッファ名〕…}〕
     〔-W 実行監視時間〕

(4) オプション

(a) -k 出力種別 〜≪sts≫

表示する情報の種別を指定します。

def:

グローバルバッファの定義情報を表示します。

sts:

グローバルバッファの統計情報を表示します。表示する統計情報は,前回のpdbuflsコマンド実行時点からの累計です。最初にpdbuflsコマンドを実行する場合,又は-dオプションを指定した場合は,HiRDB開始時点からの累計を表示します。

all:

グローバルバッファの定義情報及び統計情報の両方を表示します。

(b) -s サーバ名 〜<識別子>((1〜8))

サーバ内にあるすべてのグローバルバッファの情報を表示したい場合,そのサーバ名を指定します。指定できるサーバ名の数は最大128個です。129個以上指定すると,129個目以降のサーバは無視されます。

(c) -a グローバルバッファ名 〜<識別子>((1〜16))

表示するグローバルバッファの名称を指定します。グローバルバッファ名を重複指定した場合は,重複排除して処理されます。指定できるグローバルバッファ名の数は最大128個です。129個以上指定すると,129個目以降のグローバルバッファは無視されます。

このオプションにインメモリデータバッファ名を指定すると,インメモリデータバッファの情報が表示されます。

(d) -d

HiRDB開始時点からのグローバルバッファの統計情報を表示したい場合に指定します。なお,-k defを指定した場合にこのオプションを指定しても無視されます。

(e) -x

DAT形式で情報を表示する場合に指定します。-k allの場合,このオプションは指定できません。

(f) -y

-xオプション指定時に,ヘッダを付ける場合に指定します。

(g) -M

インメモリデータバッファの情報を表示する場合に指定します。このオプションの指定例を次に示します。

<指定例1>

pdbufls -k def -M

この場合,グローバルバッファとインメモリデータバッファの両方の定義情報が表示されます。

<指定例2>

pdbufls -k sts -M -a インメモリデータバッファ名

この場合,-aオプションに指定したインメモリデータバッファの統計情報が表示されます。

インメモリデータバッファの情報もグローバルバッファと同じように表示されます。そのため,このオプションを指定してインメモリデータバッファの情報を表示した場合は,pdbuflsコマンドの説明文中の「グローバルバッファ」を「インメモリデータバッファ」に読み替えてください。

(h) -N

OTHER用グローバルバッファに割り当てているRDエリアの名称を表示する場合に指定します。-kオプションにstsを指定した場合,又は省略した場合はこのオプションは無視されます。

(i) -W 実行監視時間 〜<符号なし整数>((0〜3600))

pdbuflsコマンドの実行時間を監視する場合に,その監視時間を分単位で指定します。このオプションに指定する値の目安や動作については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム定義」のシステム共通定義pd_cmd_exec_timeオペランドの説明を参照してください。

なお,このオプションに0を指定した場合は,監視を行いません。

また,このオプションを省略した場合は,システム共通定義のpd_cmd_exec_timeオペランドの指定値に従います。

(5) 規則

  1. pdbuflsコマンドは,HiRDBが稼働中のときだけ実行できます。

  2. pdbuflsコマンドは,シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンで実行してください。

  3. -sオプション及び-aオプションの両方を省略した場合は,すべてのサーバのグローバルバッファの情報を表示します。

  4. グローバルバッファの統計情報の取得範囲を次の図に示します。

    図2‒1 グローバルバッファの統計情報の取得範囲

    [図データ]

[説明]
  1. 表示される情報は,HiRDB開始から1までのAの期間となります。このとき,前回統計情報を取得した時刻は表示されません。

  2. 表示される情報は,-dオプションを指定しているので,HiRDB開始から2までのA+Bの期間となります。このとき,前回統計情報を取得した時刻は表示されません。また,この時点のグローバルバッファの情報は,次回のpdbuflsコマンド実行には反映されません。

  3. buf01で表示される情報は,1から3までのB+Cの期間となります。buf02で表示される情報は,HiRDB開始から3までのDの期間となります。このとき,buf01には1で統計情報を取得した時刻が表示されます。また,buf02には,前回統計情報を取得した時刻は表示されません。

(6) 注意事項

  1. pdbuflsコマンドのリターンコードを次に示します。

    0:正常終了

    4:警告終了(一部のサーバの処理がエラー終了)

    8:異常終了

    12:異常終了(エラーメッセージを表示できない事象が発生)

    リターンコードが12の場合は,シングルサーバ又はディクショナリサーバがあるホストのsyslogfileのエラーメッセージを参照し,エラーの要因を取り除いた後,再度pdbuflsコマンドを実行してください。syslogfileにエラーメッセージが出力されていない場合は,保守員に連絡してください。

  2. 参照GET回数と更新GET回数の合計が4,294,967,295回を超えるグローバルバッファが検出されると,該当するグローバルバッファの統計情報はリセットされます。リセット契機を次に示します。

    • pdbufls -k sts,又はpdbufls -k allを実行したとき(JP1/PFM-Agent for HiRDBが,内部的にpdbufls -k sts,又はpdbufls -k allを実行したときを含む)

    • pdstbegin -k bufで統計ログを取得中にシンクポイントが発生したとき

    リセット契機と,リセット時に得られる統計情報について,次の図に示します。

    図2‒2 グローバルバッファの統計情報のリセット契機と,リセット時に得られる統計情報

    [図データ]

[説明]
  • A時点でリセットされた場合

    A時点で表示される情報のうち,次の項目以外は0となります。

    ・カレントの参照バッファ数

    ・カレントの更新バッファ数

    ・デファードライトトリガ時の出力契機となる更新バッファ数

    B時点で表示される情報は,aの期間となります。

    C時点で表示される情報は,C時点で出力される統計ログのうち,bの期間となります。

  • B時点でリセットされた場合

    B時点で表示される情報のうち,次の項目以外は0となります。

    ・カレントの参照バッファ数

    ・カレントの更新バッファ数

    ・デファードライトトリガ時の出力契機となる更新バッファ数

    C時点で表示される情報は,C時点で出力される統計ログのうち,cの期間となります。

    D時点で表示される情報は,dの期間となります。

  • C時点でリセットされた場合

    C時点で出力される統計ログのうち,次の項目以外は0となります。

    ・バッファ面数

    ・カレントの参照バッファ数

    ・カレントの更新バッファ数

    ・デファードライトトリガ時の出力契機となる更新バッファ数

    ・バッファ管理領域の排他処理での,排他競合待ちとなった回数

    ・バッファの排他処理での,排他競合待ち発生率

    ・スリープ処理実行での,バッファの排他処理のスリープ処理実行回数の平均値

    ・スピン処理実行での,バッファの排他処理発生率

    ・バッファの排他処理中の,スピンループの実行回数の平均値

    ・シンクポイント時のバッファプール排他占有時間

    ・シンクポイント時のバッファプール排他占有時間内の処理バッファ数

    D時点で表示される情報は,eの期間となります。

(7) 出力形式

(a) -k defを指定した場合

 DEFINE OF GLOBAL BUFFER
   EDIT TIME aa...a
   BUFNAME SVID    TYPE   SIZE  NUM    WRATIO RDAREA/INDEX NAME
                   PRMAX  PRNUM CSIZE  MAPS
   bb...b  cc...c  d      eeK   ff...f ggg    hh...h
                   kk...k lll   mm...m nn
       [NOT FOUND ii...i=jj...j]

[説明]

aa...a

pdbuflsコマンドを実行した時刻

年月日 時:分:秒の形式

bb...b

グローバルバッファ名称(16文字以内)

cc...c

サーバ名(8文字以内)

d

グローバルバッファ種別

R:RDエリア用

I:インデクス用

B:LOB用

O:OTHER用

OTHER用のグローバルバッファとは,システム共通定義のpdbufferオペランドで-oオプションを指定したグローバルバッファのことです。

M:インメモリデータバッファ

ee

バッファ長(10進数2けた,単位はキロバイト)。

ff...f

バッファ面数(32ビットモードの場合10進数6けた以内,64ビットモードの場合10進数10けた以内)。

ggg

デファードライトトリガ時の更新ページ出力比率(10進数3けた,単位は%)。システム共通定義のpdbufferオペランドの-wオプションの指定値。

hh...h

RDエリア名又はインデクス名(65文字以内)。

同一グローバルバッファに複数RDエリアが割り当てられている場合,割り当てられている1RDエリアを1行とし,複数行で表示されます。既に削除されているRDエリアは表示されません。

割り当てられていたインデクス又はすべてのRDエリアを削除している場合,この項目は表示されません。

また,OTHER用のグローバルバッファでは,次のどちらかに該当する場合,この項目は表示されません。

  • -Nオプションを指定していない

  • OTHER用グローバルバッファに割り当てられたRDエリアが存在しない

出力形式は次のようになります。

RDエリア名の場合:"RDエリア名"

インデクス名の場合:"認可識別子"."インデクス識別子"

ii...i

-sオプションを指定した場合,「SERVER」と表示されます。-aオプションを指定した場合,「BUFFER POOL」と表示されます。

jj...j

-sオプションを指定した場合,サーバ名(8文字以内)が表示されます。-aオプションを指定した場合,グローバルバッファ名(16文字以内)が表示されます。

kk...k

同時実行最大プリフェッチ数(10進数5けた)。システム共通定義のpdbuffer -mオプションの指定値です。

lll :

一括入力最大ページ数(10進数3けた)。システム共通定義のpdbuffer -pオプションの指定値です。

mm...m

システムが使用する内部情報。「******」固定です。

nn 

システムが使用する内部情報。「**」固定です。

(b) -k stsを指定した場合

 STATISTICS OF GLOBAL BUFFERRC
 EDIT TIME aa...a
 BUFFNAME SVID   HIT(REF,UPD)  RFGET  READ   RFFLS  REFBUF         WAITL
          LAST_EXEC_TIME       UPGET  WRITE  UPFLS  UPBUF(TRG)     SYNC
                               PRRED  PRHIT  PRINS  PRREQ          INSB
                               LRREQ  LWREQ  LRPAG  LWPAG
                               CINSM  CFMAX  CFAVG
 bb...b   cc...c eee(fff,ggg)  hh...h jj...j ll...l nn...n         qq...q
          dd...d               ii...i kk...k mm...m oo...o(pp...p) rr...r
                               uu...u vvv    ww...w xx...x         yy...y
                               zz...z AA...A BB...B CC...C
                               DD...D EE...E FF...F
        [NOT FOUND ss...s=tt...t]

[説明]

aa...a

pdbuflsコマンドを実行した時刻

年月日 時:分:秒の形式

bb...b

グローバルバッファ名(16文字以内)

cc...c

サーバ名(8文字以内)

dd...d

個々のグローバルバッファに対する,前回統計情報を取得した時刻

年月日 時:分:秒の形式

前回統計情報が取得されていない場合,又は-dオプションを指定している場合には,「****-**-** **:**:**」が表示されます。

eee

グローバルバッファのヒット率(10進数3けた,単位は%)

fff

参照要求のヒット率(10進数3けた,単位は%)

ggg

更新要求のヒット率(10進数3けた,単位は%)

hh...h

参照GET回数

ii...i

更新GET回数

jj...j

実READ回数

kk...k

実WRITE回数

ll...l

参照バッファフラッシュ回数

mm...m

更新バッファフラッシュ回数

nn...n

カレントの参照バッファ数(32ビットモードの場合10進数6けた以内,64ビットモードの場合10進数10けた以内)

oo...o

カレントの更新バッファ数(32ビットモードの場合10進数6けた以内,64ビットモードの場合10進数10けた以内)

pp...p

デファードライトトリガ時の出力契機となる更新バッファ数(32ビットモードの場合10進数6けた以内,64ビットモードの場合10進数10けた以内)

qq...q

バッファ排他待ち発生回数

rr...r

DBシンクポイント発生回数

ss...s

-sオプションを指定した場合,「SERVER」と表示されます。-aオプションを指定した場合,「BUFFER POOL」と表示されます。

tt...t

-sオプションを指定した場合,サーバ名(8文字以内)が表示されます。-aオプションを指定した場合,グローバルバッファ名(16文字以内)が表示されます。

uu...u

プリフェッチ入力ページ数

vvv :

プリフェッチヒット率(10進数3けた)

ww...w

プリフェッチバッファ不足発生回数

xx...x

プリフェッチREAD要求回数

yy...y

バッファ不足発生回数

zz...z

LOBバッファREAD要求回数

AA...A

LOBバッファWRITE要求回数

BB...B

LOBバッファ一括入力ページ数

CC...C

LOBバッファ一括出力ページ数

DD...D

システムが使用する内部情報

EE...E

システムが使用する内部情報

FF...F

システムが使用する内部情報

注※ 表示形式を次に示します。

数値の範囲

表示形式

0〜999

0〜999

1,000〜9,994

1.00K〜9.99K

9,995〜99,949

10.0K〜99.9K

99,950〜999,499

100K〜999K

999,500〜9,994,999

1.00M〜9.99M

9,995,000〜99,949,999

10.0M〜99.9M

99,950,000〜999,499,999

100M〜999M

999,500,000〜4,294,967,295

1.00G〜4.29G

(凡例)

K:キロ

M:メガ

G:ギガ

注※

表示けた数の次の位が,四捨五入されます。

(c) DAT形式での出力形式(-x及び-yオプション指定時)

  • -k def

    "DEFINE_OF_GLOBAL_BUFFER"[CR]
    "EDIT_TIME"[CR]
    "aa...a"[CR]
    "BUFFNAME","SVID","TYPE","SIZE","NUM","WRATIO","RDAREA/INDEX_NAME","PRMAX",
    "PRNUM","CSIZE","MAPS"[CR]
    "bb...b","cc...c","d",ee,ff...f,ggg,"hh...h",kk...k,lll,mm...m,nn[CR]
  • -k sts

    "STATISTICS_OF_GLOBAL_BUFFER"[CR]
    "EDIT_TIME"[CR]
    "aa...a"[CR]
    "BUFFNAME","SVID","LAST_EXEC_TIME","HIT","REFHIT","UPDHIT","RFGET","UPGET",
    "READ","WRITE","RFFLS","UPFLS","REFBUF","UPBUF","TRG","WAITL","SYNC",
    "PRRED","PRHIT","PRINS","PRREQ","INSB","LRREQ","LWREQ","LRPAG","LWPAG",
    "CINSM","CFMAX","CFAVG","RFGETR","UPGETR","RFHITR","UPHITR","READR","WRITER",
    "RFFLSR","UPFLSR","WAITLR","SYNCR","PRREDR","PRHITR","PRINSR","PRREQR","INSBR",
    "LRREQR","LWREQR","LRPAGR","LWPAGR"[CR]
    "bb...b","cc...c","dd...d",eee,fff,ggg,"hh...h","ii...i",
    "jj...j","kk...k","ll...l","mm...m",nn...n,oo...o,pp...p,"qq...q","rr...r",
    "uu...u",vvv,"ww...w","xx...x","yy...y","zz...z","AA...A","BB...B","CC...C",
    "DD...D","EE...E","FF...F","GG...G","HH...H","II...I","JJ...J","KK...K","LL...L",
    "MM...M","NN...N","OO...O","PP...P","QQ...Q","RR...R","SS...S","TT...T","UU...U",
    "VV...V","WW...W","XX...X","YY...Y"[CR]

[CR]は,改行を表します。

[説明]

aa...aからFF...Fについては,「出力形式」で説明した内容を参照してください。なお,次に説明する項目は,DAT形式表示の場合だけ表示されます。

GG...G

参照GET回数の実データ(10進数10けた以内)

HH...H

更新GET回数の実データ(10進数10けた以内)

II...I

参照要求ヒット回数の実データ(10進数10けた以内)

JJ...J

更新要求ヒット回数の実データ(10進数10けた以内)

KK...K

実READ回数の実データ(10進数10けた以内)

LL...L

実WRITE回数の実データ(10進数10けた以内)

MM...M

参照バッファフラッシュ回数の実データ(10進数10けた以内)

NN...N

更新バッファフラッシュ回数の実データ(10進数10けた以内)

OO...O

バッファ排他待ち発生回数の実データ(10進数10けた以内)

PP...P

DBシンクポイント発生回数の実データ(10進数10けた以内)

QQ...Q

プリフェッチ入力ページ数の実データ(10進数10けた以内)

RR...R

プリフェッチヒット回数の実データ(10進数10けた以内)

SS...S

プリフェッチバッファ不足発生回数の実データ(10進数10けた以内)

TT...T

プリフェッチREAD要求回数の実データ(10進数10けた以内)

UU...U

バッファ不足発生回数の実データ(10進数10けた以内)

VV...V

LOBバッファREAD要求回数の実データ(10進数10けた以内)

WW...W

LOBバッファWRITE要求回数の実データ(10進数10けた以内)

XX...X

LOBバッファ一括入力ページ数の実データ(10進数10けた以内)

YY...Y

LOBバッファ一括出力ページ数の実データ(10進数10けた以内)

[DAT形式での出力規則]
  1. DAT形式で出力する場合の出力規則については,「コマンド実行結果をDAT形式で出力する場合の規則」を参照してください。

  2. 1行に1グローバルバッファの情報を表示します。ただし,同一グローバルバッファに複数RDエリアが割り当てられている場合,グローバルバッファの定義情報は,割り当てられている1RDエリアを1行で表示します。このとき,RDエリア名以外の項目はすべて繰り返して表示します。

  3. グローバルバッファの統計情報の,単位を含めた表示は文字要素として扱います。

  4. pdbuflsコマンドの実行時刻は,タイトル行の一部となります。そのため,タイトル行の出力指定(-yオプション)がある場合にだけ表示します。

  5. 次の項目の情報が取得できない場合は,空要素として表示します。

    ・グローバルバッファの定義情報のバッファ長,及びバッファ面数

    ・グローバルバッファの統計情報の前回情報を取得した時刻

    また,システムが使用する内部情報は,空又は「""」となります。

  6. DAT形式で表示する場合,次のエラーメッセージは出力しません。

    [NOT FOUND ss...s=tt...t]