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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス（UNIX(R)用）
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バージョン09-50以降で変更したユティリティ及び運用コマンドの，オプション及び制御文の一覧を次の表に示します。
表J-1 バージョン09-50以降で変更したユティリティ及び運用コマンドのオプション及び制御文の一覧
| 分類 | コマンド名 | オプション，制御ファイル，制御文種別 | 説明 | 省略値変更の有無 | 指定値の範囲の変更の有無 | 公開又は非公開 | 省略値変更のメリット | 省略値変更のデメリット | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ユティリティ | pdreclaim | オプション | -j又は-a | 空きセグメント解放オプション -j：オンライン業務と同時実行不可 -a：オンライン業務と同時実行可能 |
○ | − | 公開 | オンライン中にセグメント解放する場合のオプション指定不要化 | pdreclaimの処理時間増 |
| -o | ページコンパクションを実行しない | ○ | − | 非公開 | コンパクション要否自動判定による指定不要化 | なし | |||
| 制御文 | option globalbuffer_lru |
グローバルバッファへの読み込みページを最古ページにする場合に指定する | ○ | − | 公開 | オンライン性能安定化 | pdreclaimの処理時間増 | ||
| option io_interruption_interval | 空きページ解放時の休止間隔 | − | − | 非公開 | ユティリティ実行時の制御文指定不要化 | なし | |||
| pddbst | オプション | -b | pddbst実行によるアプリケーションへのオンライン性能劣化を防ぐ場合に指定する | ○ | − | 公開 | オンライン性能安定化 | なし | |
| pdrorg | オプション | -j | BLOB列のアンロード，リロード | ○ | − | 公開 | データ移行を行う際のトラブル防止及びオプション指定不要化 | なし | |
| pdload | 制御文 | option file_buff_size |
seq_range=buffの場合に使用する入力バッファ用サイズ | ○ | − | 公開 | 自動採番機能を使用してデータロードする場合のオペランド指定不要化 | シングルサーバ，バックエンドサーバ，及びユティリティサーバのプロセス固有メモリ増加 | |
| pdload，及びpdrorg | 制御文 | report | 処理性能情報ファイル名 | ○ | − | 非公開 | 性能トラブル要因の特定容易化 | HiRDB運用ディレクトリ下のファイル容量増加 | |
| pdload，pdrorg，及びpdrbal | 制御文 | sort | ソート用バッファサイズ | − | − | 非公開 | ユティリティ実行時のオペランド指定不要化 | なし | |
| 運用コマンド | pdsetup | オプション | -k | OSシャットダウン時のHiRDBの終了方法（on又はoff） | ○ | − | 非公開 | シャットダウンに起因する障害防止 | なし |
省略値が変更になったオプション及び制御文があります。
バージョンアップを行うユーザは，次に示す表を参照して，指定内容を見直してください。省略値が変更されたことで問題がある場合は，オプション及び制御文を明示的に指定してください。なお，新規にHiRDBを構築するユーザは指定内容の見直しは不要です。
表J-2 省略値が変更になったオプション及び制御文
| コマンド名 | 種別 | オプション又は制御文 | バージョン09-50より前 | バージョン09-50以降 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 互換モード | 推奨モード | ||||
| pdrorg | オプション | -j | 次の場合に-jを仮定します。
|
次の場合に-jを仮定します。
|
同左 |
| pddbst | オプション | -b | -bオプションを仮定しません。 | -sオプションを指定していない場合，-bオプションを仮定します。 | 同左 |
| pdreclaim | オプション | -j，又は-a | -j又は-aオプションを仮定しません。 | -j又は-aオプションを仮定しません（-Zを仮定します）。 | -aオプションを仮定します。 |
| 制御文 | option globalbuffer_lru |
yes | 同左 | no | |
| pdload | 制御文 | option file_buff_size |
システム定義pd_utl_file_buff_sizeオペランドの値を仮定します。 | 1024 | 同左 |
| pdload，及びpdrorg | 制御文 | report | 処理性能情報ファイルを出力しません。 | $PDDIR/spool/utlrpt下に処理性能情報ファイルを出力します。 | 同左 |
指定不要となったオプション及び制御文で，省略値に変更があるものがあります。
バージョンアップを行うユーザは，以下を参照し指定内容の見直しを行ってください。省略値が変更されたことで問題がある場合は，オプション及び制御文を明示的に指定してください。なお，新規にHiRDBを構築するユーザは指定内容の見直しは不要です。
表J-3 指定不要となったオプション及び制御文で，省略値に変更があるもの
| コマンド名 | 種別 | オプション又は制御文 | バージョン09-50より前 | バージョン09-50以降 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 互換モード | 推奨モード | ||||
| pdload pdrorg |
制御文 | report | チューニング情報を出力しません。 | チューニング情報を出力します。 | |
| pdreclaim | オプション | -o | 表のページコンパクションションを実行します。 | 「表J-4 pdreclaim -oオプションのバージョン09-50以降の省略値」を参照してください。 | |
| pdsetup | オプション | -k | off | on | |
表J-4 pdreclaim -oオプションのバージョン09-50以降の省略値
| システム共通定義（pd_dbreuse_remaining_entries指定） | バージョン09-50以降 | |
|---|---|---|
| 互換モード | 推奨モード | |
| ALL | 表のページコンパクションを実行しません（-oオプション指定ありとして動作します）。 | |
| ONLY_DIC，または，NONE |
|
|
| ONLY_USER |
|
|
| NOTHING | 表のページコンパクションを実行します（-oオプション指定なしとして動作します）。 | |
指定不要となったオプション及び制御文で，省略値に変更がないものがあります。
バージョンアップを行うユーザは，次に示す表を参照して，指定内容を見直してください。なお，新規にHiRDBを構築するユーザは指定内容の見直しは不要です。
表J-5 指定不要となったオプション及び制御文で，省略値に変更がないもの
| コマンド名 | 種別 | オプション又は制御文 | バージョン09-50より前 | バージョン09-50以降 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 互換モード | 推奨モード | ||||
| pdload pdrorg pdrbal |
制御文 | sort [,ソート用バッファサイズ] | 1024 | 同左 | |
| pdreclaim | 制御文 | option io_interruption_interval |
空きページ解放時の休止はしません。 | 同左 | |
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