ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

[目次][索引][前へ][次へ]

2.105 pdsetenvHiRDBユニットの環境設定

<この節の構成>
(1) 機能
(2) 実行者
(3) 形式
(4) オプション
(5) 規則
(6) 注意事項

(1) 機能

HiRDBユニットの環境を設定します。

(2) 実行者

スーパユーザが実行できます。

(3) 形式

 
 pdsetenv -v {recom|v0904}
 

(4) オプション

(a) -v {recom|v0904}

HiRDBではバージョンごとにシステム定義オペランドの省略値を変更しています。このオプションにオペランド省略時動作を指定します。

recom:推奨モード

v0904:0904互換モード

HiRDBシステム内のすべてのユニットで,同じ値を指定してユニットごとに実行してください。

(5) 規則

  1. pdsetenvコマンドは,HiRDBが停止中のときだけ実行できます。
  2. pdsetenvコマンドは,各サーバマシンで実行してください。
  3. HiRDB運用コマンドの実行に必要な環境変数PDDIR,PDCONFPATH,LD_LIBRARY_PATH(HP-UXではSHLIB_PATH,AIXではLIBPATH)に,pdsetenvコマンドの設定対象とするHiRDB運用ディレクトリのものを指定してから,pdsetenvコマンドを実行してください。

(6) 注意事項

  1. pdsetenvコマンドのリターンコードを次に示します。
    0:正常終了
    8:異常終了
  2. pdsetenvコマンドは,HiRDBをセットアップした直後,又はHiRDBを正常終了した後のオフライン状態で実行してください。正常終了していない場合,HiRDBの起動に失敗することがあります。
  3. pdsetenvコマンドとHiRDBのコマンドを同時に実行しないでください。
  4. pdsetenvコマンドは,pdsetupコマンドのオプションで指定するHiRDBユニットの環境設定をコマンドで変更するためのものです。通常はpdsetupコマンドにオプションを指定して,HiRDBユニットの環境を設定してください。