ノンストップデータベース HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)
ユーザLOB用RDエリアを構成するHiRDBファイルで,データが満杯(ファイルの最終ページまで使用中)となったHiRDBファイルを,更新及び削除できない状態にします。これを更新凍結状態といいます。更新凍結状態となったHiRDBファイルに格納されているLOBデータは,更新及び削除ができません。
このコマンドは,pdcopy以外の方法でバックアップを取得する場合に使用してください。
HiRDB管理者が実行できます。
pddbfrz 〔-d〕 -r {RDエリア名〔,RDエリア名〕…|ALL} 〔-q 世代番号〕〔-W 実行監視時間〕 |
HiRDBファイルの更新凍結状態を解除する場合に指定します。
省略した場合は,データが満杯となっているHiRDBファイルを更新凍結状態にします。ただし,RDエリアを構成する先頭のHiRDBファイルは更新凍結状態にできません。
レプリカRDエリアの世代番号を指定します。
このオプションを指定した場合,-rオプションにはオリジナルRDエリアを指定してください。この場合,レプリカRDエリアがすべて削除されたオリジナルRDエリア,又は通常のRDエリア(レプリカRDエリアがないRDエリア)を指定したときはエラーとなります。
pddbfrzコマンドの実行時間を監視する場合に,その監視時間を分単位で指定します。このオプションに指定する値の目安や動作については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム定義」のシステム共通定義pd_cmd_exec_timeオペランドの説明を参照してください。
なお,このオプションに0を指定した場合は,監視を行いません。
また,このオプションを省略した場合は,システム共通定義のpd_cmd_exec_timeオペランドの指定値に従います。
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