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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


28.1.2 PRFトレース情報を取得するための設定

PRFトレース情報は,システム共通定義のpd_prf_traceオペランドにYを指定するか,又は省略することで取得できます。

なお,pd_prf_traceオペランドにNを指定すると,PRFトレース機能が無効となるため,PRFトレース情報は取得されません。障害発生時の原因調査が困難になるため,Nは指定しないでください。

〈この項の構成〉

(1) PRFトレース機能の取得レベル

PRFトレース機能は,最小レベル(省略値),標準レベル,詳細レベル,保守レベル,抑止レベルから取得レベルを選択することで,PRFトレース情報ファイルに出力するPRFトレース情報の出力量を調整できます。PRFトレース取得レベルは,システム定義のpd_prf_levelオペランドで指定します。また,HiRDB稼働中に取得レベルを変更する場合は,pdprflevelコマンドを使用します。

取得レベル名称に対応する取得レベルを次の表に示します。取得レベルの詳細は,マニュアル「HiRDB Version 9 システム定義」のpd_prf_levelオペランドを参照してください。

取得レベル名称

取得レベル

最小レベル(省略値)

00000004

標準レベル

00000004,00000010

詳細レベル

00000004,00000010,00000040

保守レベル

00000004,00000010,00000040,00000100

抑止レベル

取得しない

取得レベルに対応するPRFトレース情報の取得ポイントについては,表「PRFトレース情報の主な取得ポイント一覧(SQL実行時)」,表「PRFトレース情報の主な取得ポイント一覧(ユティリティ実行時)」を参照してください。