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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


23.5.6 ルーチン定義情報用バッファ長のチューニング

ルーチン定義情報用バッファ長(pd_routine_def_cache_sizeオペランドの値)のチューニング方法を説明します。

〈この項の構成〉

(1) チューニング方法(その1)

参照する情報

統計解析ユティリティの「システムの稼働に関する統計情報」の次に示す情報を参照してください。

  • ルーチン定義キャッシュヒット回数(# OF RTN-DEF CACHE HIT)

  • ルーチン定義情報取得要求回数(# OF RTN-DEF GET REQ)

チューニング方法

次に示す計算式でルーチン定義キャッシュヒット率を求めて,ヒット率が100%になるようにしてください。

ルーチン定義キャッシュヒット率(%)=

(ルーチン定義キャッシュヒット回数÷ルーチン定義情報取得要求回数)×100

対策方法

pd_routine_def_cache_sizeオペランドの指定値を大きくしてください。

(2) チューニング方法(その2)

参照する情報

統計解析ユティリティの「システムの稼働に関する統計情報」の次に示す情報を参照してください。

  • ルーチン定義キャッシュ総使用領域長(RTN-DEF CACHE TOTAL SIZE)

  • 確保したルーチン定義キャッシュ長(RTN-DEF CACHE ALLOC SIZE)

チューニング方法

次に示す計算式でルーチン定義キャッシュ使用率を求めて,使用率が90%以上になるようにしてください。

ルーチン定義キャッシュ使用率(%)=

(ルーチン定義キャッシュ総使用領域長の最大値÷確保したルーチン定義キャッシュ長)×100

対策方法

pd_routine_def_cache_sizeオペランドの指定値を小さくしてください。

(3) チューニング方法(その3)

参照する情報

統計解析ユティリティの「システムの稼働に関する統計情報」の次に示す情報を参照してください。

  • プラグインルーチン定義キャッシュヒット回数(# OF PLG-RTN CACHE HIT)

  • プラグインルーチン定義取得要求回数(# OF PLG-RTN GET REQ)

チューニング方法

次に示す計算式でプラグインルーチン定義キャッシュヒット率を求めて,ヒット率が100%になるようにしてください。

プラグインルーチン定義キャッシュヒット率(%)=

(プラグインルーチン定義キャッシュヒット回数÷プラグインルーチン定義情報取得要求回数)×100

対策方法

pd_routine_def_cache_sizeオペランドの指定値を大きくしてください。