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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


23.5.5 ユーザ定義型情報用バッファ長のチューニング

ユーザ定義型情報用バッファ長(pd_type_def_cache_sizeオペランドの値)のチューニング方法を説明します。

〈この項の構成〉

(1) チューニング方法(その1)

参照する情報

統計解析ユティリティの「システムの稼働に関する統計情報」の次に示す情報を参照してください。

  • 型定義キャッシュヒット回数(# OF TYPE-DEF CACHE HIT)

  • 型定義情報取得要求回数(# OF TYPE-DEF GET REQ)

チューニング方法

次に示す計算式で型定義キャッシュヒット率を求めて,ヒット率が100%になるようにしてください。

型定義キャッシュヒット率(%)=

(型定義キャッシュヒット回数÷型定義情報取得要求回数)×100

対策方法

pd_type_def_cache_sizeオペランドの指定値を大きくしてください。

(2) チューニング方法(その2)

参照する情報

統計解析ユティリティの「システムの稼働に関する統計情報」の次に示す情報を参照してください。

  • 型定義キャッシュ総使用領域長(TYPE-DEF CACHE TOTAL SIZE)

  • 確保した型定義キャッシュ長(TYPE-DEF CACHE ALLOC SIZE)

チューニング方法

次に示す計算式で定義キャッシュ使用率を求めて,使用率が90%以上になるようにしてください。

型定義キャッシュ使用率(%)=

(型定義キャッシュ総使用領域長の最大値÷確保した型定義キャッシュ長)×100

対策方法

pd_type_def_cache_sizeオペランドの指定値を小さくしてください。