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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


19.4.1 表及びインデクスの定義変更をした場合の最適化情報パラメタファイルの使用可否

最適化情報を収集している表,及び関連するインデクスの定義を変更すると,定義変更前に作成した最適化情報パラメタファイルが使用できなくなることがあります。最適化情報パラメタファイルが使用できない場合,最適化情報の回復,及び最適化情報パラメタファイルによる最適化情報の登録が実行できないため,退避した最適化情報パラメタファイルは削除する必要があります。

定義変更の内容と定義変更前に作成した最適化情報パラメタファイルの使用可否を次の表に示します。

表19‒1 定義変更の内容と定義変更前に作成した最適化情報パラメタファイルの使用可否

対象資源

定義変更の内容

最適化情報パラメタファイルの使用可否

備考

表削除(DROP TABLE)

×

なし。

表名変更(ALTER TABLE)

pdgetcstコマンドを実行する場合,-tオプションには変更後の表識別子を指定する必要があります。

列追加(ALTER TABLE)

なし。

列削除(ALTER TABLE)

×

なし。

列属性変更(ALTER TABLE)

なし。

列名変更(ALTER TABLE)

最適化情報パラメタファイルの変更前の列名を,変更後の列名に修正することで使用できます。

インデクス

  • インデクス追加(CREATE INDEX)

  • 主キー追加(ALTER TABLE)

×

なし。

  • インデクス削除(DROP INDEX)

  • 主キー削除(ALTER TABLE)

×

なし。

インデクス名変更(ALTER INDEX)

最適化情報パラメタファイルの変更前のインデクス名を,変更後のインデクス名に修正することで使用できます。

(凡例)

○:使用できます。

△:内容を編集すれば使用できます。

×:最適化情報パラメタファイルに,削除した表及びインデクスの情報がある場合はエラーとなります。これ以外の場合,使用してもエラーにはなりませんが,検索性能が低下するおそれがあります。