15.5.2 例題
ユーザ用RDエリアRDAREA01の名称をRDAREA10に変更します。
- 〈手順〉
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名称を変更するRDエリアをpdholdコマンドで閉塞かつクローズ状態にします。
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pdmodコマンドの制御文ファイルを作成します。
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pdmodコマンドでRDエリア名を変更します。
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pdlogswap -d sys -wコマンドで,システムログファイルをスワップします。
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pdcopyコマンドでバックアップを取得します。
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名称を変更したRDエリアをpdrelsコマンドで閉塞を解除しオープン状態にします。
手順の数字はこの後で説明している( )レベルに対応しています。例えば,3の操作は(3)で説明しています。
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- 〈この項の構成〉
(1) 名称を変更するRDエリアをpdholdコマンドで閉塞かつクローズ状態にします
pdhold -r RDAREA01 -c
(2) pdmodコマンドの制御文ファイルを作成します
pdmodコマンドのalter rdarea文を記述した制御文ファイル(/pdmod/alter01)を作成します。制御文ファイルの内容を次に示します。
alter rdarea RDAREA01 rename rdarea to RDAREA10;
- 〔説明〕
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RDAREA01の名称をRDAREA10に変更します。
(3) pdmodコマンドでRDエリア名を変更します
pdmod -a /pdmod/alter01
- 〔説明〕
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-a:(2)で作成したpdmodコマンドの制御文ファイル名を指定します。
(4) pdlogswap -d sys -wコマンドで,システムログファイルをスワップします
pdlogswap -d sys -w
(5) pdcopyコマンドでバックアップを取得します
RDエリア名を変更すると,マスタディレクトリ用RDエリア及びデータディクショナリ用RDエリアが更新されます。RDエリア名変更後に障害が発生した場合,最新の状態に回復するために,バックアップを取得します。ここでバックアップを取得していないと,回復する手順が煩雑になります。バックアップの取得については,「バックアップの取得方法」を,バックアップを取得していない場合の回復方法については,「RDエリア名変更時にバックアップを取得していなかった場合の回復方法」を参照してください。
pdcopy -m /rdarea/mast/mast01 -M r -r RDMAST,RDDIC,RDAREA10 -b /pdcopy/backup01 -p /pdcopy/list01
- 〔説明〕
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-m:マスタディレクトリ用RDエリアの先頭のHiRDBファイル名称を指定します。
-M:バックアップ取得モードを指定します。
-r:バックアップを取得するRDエリアの名称を指定します。
-b:バックアップファイル名を指定します。
-p:pdcopyコマンドの実行結果リストの出力ファイル名を指定します。
(6) 名称を変更したRDエリアをpdrelsコマンドで閉塞を解除しオープン状態にします
pdrels -r RDAREA10 -o
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 9 コマンドリファレンス」を参照してください。