11.7.1 移行作業をする前に
(1) 移行はデータベース構成変更ユティリティ（pdmodコマンド）の機能を使用します
HiRDB/シングルサーバからHiRDB/パラレルサーバへの移行は，データベース構成変更ユティリティ（pdmodコマンド）の機能を使用します。データベース構成変更ユティリティのalter HiRDB mode to parallel文を実行して，シングルサーバに設置しているRDエリアをディクショナリサーバ及びバックエンドサーバに移行します。
データベース構成変更ユティリティによるRDエリアの移行を次の図に示します。
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![[図データ]](GRAPHICS/ZU110030.GIF)
(2) 注意事項
(a) 移行をする前にバックアップを取得します
移行をする前に，次に示すRDエリアを構成するHiRDBファイル又はHiRDBファイルシステム領域のバックアップをpdfbkupコマンドで取得してください。
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ユーザ用RDエリア
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ユーザLOB用RDエリア
(b) ストアドプロシジャ及びストアドファンクションがある場合
移行をすると，HiRDB/シングルサーバのときに作成したストアドプロシジャ及びストアドファンクション（ユーザ定義関数のストアドファンクション）が無効になります。したがって，移行後に，ストアドプロシジャ及びストアドファンクションを再作成してください。
ストアドプロシジャ及びストアドファンクションを再作成するには，HiRDB/パラレルサーバに移行後，ALTER ROUTINEを実行してください。
(c) ユーザLOB用RDエリアがある場合
LOBデータを格納しているユーザLOB用RDエリアと，そのLOBデータのLOB列構成基表が格納されているユーザ用RDエリアを同じバックエンドサーバに配置してください。同じバックエンドサーバに配置しないと，RDエリアをアクセスしたときにバックエンドサーバが異常終了することがあります。
したがって，移行後に，ディクショナリ表（SQL_RDAREA，SQL_TABLES，SQL_DIV_COLUMN）を参照して，同じバックエンドサーバにRDエリアが配置されているかどうかを確認してください。
(d) リスト用RDエリアがある場合
リスト用RDエリアと，リストの基表が格納されているユーザ用RDエリアを同じバックエンドサーバに配置してください。