ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を使用する場合も,IPアドレスを引き継ぎません。IPアドレスを引き継がない場合は現用系と予備系のホスト名が異なるため,次に示す運用が必要になります。
また,サーバごとに切り替え先が異なるため,切り替え後は切り替え先のホスト名を使用します。
サーバが稼働中の場合は系切り替えが発生すると,障害ユニットに定義されている各サーバは受け入れユニットに属するサーバとして運用する必要があります。サーバごとに切り替え先が異なるため,系切り替えが発生すると正規ユニット単位の運用はできません。
このため,運用コマンドを発行する場合には,次の表に示す指定値を指定します。
表26-73 影響分散スタンバイレス型系切り替え機能での運用コマンドの指定値
| コマンド種別 | 指定値 | |
|---|---|---|
| 切り替え前 | 切り替え後 | |
| ホスト名指定コマンド | 正規ユニット側のホスト名 | 受け入れユニット側ホスト名 |
| ユニット識別子指定コマンド | 正規ユニットのユニット識別子 | 受け入れユニットのユニット識別子 |
| サーバ名指定コマンド | 操作対象サーバ名 | 操作対象サーバ名 |
ホスト名を指定した運用,及びユニット識別子を指定した運用では系切り替え前後で処理対象が異なります。したがって,影響分散スタンバイレス型系切り替え機能ではサーバ名指定の運用を推奨します。
運用コマンドの処理結果にホスト名が表示される場合,受け入れユニット側のホスト名が表示されます。
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能での運用コマンドオプション指定時の実行対象を次の表に示します。ただし,pdstartコマンド,及びpdstopコマンドは,表とは異なります。pdstart,pdstopコマンドについては,「26.9.1 HiRDBの運用方法の違いは?」を参照してください。
表26-74 影響分散スタンバイレス型系切り替え機能での運用コマンドオプション指定時の実行対象
| オプション | 条件 | コマンドの実行対象 | ||
|---|---|---|---|---|
| -u | -s | システムマネジャのあるユニット | 対象サーバ | |
| なし | なし | − | − | システム(又は,システム内全実行バックエンドサーバ) |
| あり | オフライン | − | 正規ユニットでの現用系のバックエンドサーバとしての指定サーバ | |
| オンライン | オフライン | 正規ユニットでの現用系のバックエンドサーバとしての指定サーバ | ||
| オンライン | 実行ユニットでの実行バックエンドサーバとしての指定サーバ | |||
| あり | なし | − | − | 指定ユニット(又は,指定ユニット内全実行バックエンドサーバ) |
| ホスト | オフライン | − | 指定正規ユニットでのホストBESとしての指定サーバ | |
| オンライン | オフライン | 指定正規ユニットでのホストBESとしての指定サーバ | ||
| オンライン | 実行ユニットでの実行BESとしての指定サーバ(-u指定を無視します) | |||
| ゲスト | オフライン | − | 指定受け入れユニットでのゲストBESとしての指定サーバ | |
| オンライン | オフライン | 指定受け入れユニットでのゲストBESとしての指定サーバ | ||
| オンライン | 実行ユニットでの実行バックエンドサーバとしての指定サーバ(-u指定を無視します) | |||
(凡例) −:該当しません。
メッセージは受け入れユニット側のホスト名が表示されます。
系が切り替わった後の統計情報の取得処理については,「26.9.1(4)(b)系が切り替わった後の統計情報の取得処理」を参照してください。
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