ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
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15.8.4 HiRDBファイルシステム領域内でHiRDBファイルを拡張する方式
(1) 自動増分の設定方法
自動増分の設定手順を次に示します。
- 〈手順〉
- 必要があれば,HiRDBシステム定義を変更します。
pd_rdarea_extension_timingオペランドで自動増分契機を指定します。自動増分の契機については,「15.8.1(2) 自動増分の契機」を参照してください。
pd_rdarea_extension_fileオペランドで自動増分の対象ファイルを指定します。自動増分の対象ファイルについては,「自動増分の対象ファイルの選択基準」を参照してください。
HiRDBシステム定義の変更方法については,「9.1 HiRDBシステム定義を変更する方法」又は「9.2 HiRDBの稼働中にHiRDBシステム定義を変更する方法(システム構成変更コマンド)」を参照してください。
- pdfmkfsコマンドでHiRDBファイルシステム領域を作成するときに,最大増分回数(-eオプション)を指定します。HiRDBファイルシステム領域が通常ファイルの場合,-iオプションを指定して,HiRDBファイルシステム領域を初期化することをお勧めします。※1
- RDエリアを作成するときにユティリティの制御文※2で増分セグメント数を指定します。
- 注※1
- -iオプションを指定してHiRDBファイルシステム領域を初期化していない場合,データベース複写ユティリティ(pdcopyコマンド)で取得したバックアップファイルからRDエリアを回復できないことがあります。これは,HiRDBファイルの追加やほかのRDエリアの自動増分などでHiRDBファイルシステム領域のエクステント数が大きくなり,エクステント数の上限を超えているためです。この場合,HiRDBファイルシステム領域のエクステントを統合し,pdfmkfsコマンドの-eオプションの指定値を見直してください。エクステントの統合については,「(3)(a)HiRDBファイルシステム領域のエクステントを統合する」を参照してください。
- 注※2
- データベース初期設定ユティリティ,データベース構成変更ユティリティ,又はレジストリ機能初期設定ユティリティのCREATE RDAREA,EXPAND RDAREA,INITIALIZE RDAREA,ALTER RDAREA文で指定できます。
(2) HiRDBファイルシステム領域が容量不足になったときの対処方法
HiRDBファイルシステム領域の容量不足によって自動増分ができないときの対処方法を次に示します。
- 〈手順〉
- pdfmkfsコマンドでHiRDBファイルシステム領域を作成します。HiRDBファイルシステム領域が通常ファイルの場合,-iオプションを指定して,HiRDBファイルシステム領域を初期化することをお勧めします。
- pdrorgコマンドで表データをアンロードします。これは推奨手順であり,必ず実行する必要はありません。実行した方が性能が向上します。アンロード方法については,マニュアル「HiRDB Version 9 コマンドリファレンス」を参照してください。
- pdmodコマンド(expand rdarea文)でRDエリアを拡張します。1で作成したHiRDBファイルシステム領域を追加割り当てしてください。RDエリアの拡張方法については,「15.3 RDエリアの容量を大きくする方法(RDエリアの拡張)」を参照してください。
- pdrorgコマンドで表データをリロードします。2でアンロードした場合はリロードしてください。リロード方法については,マニュアル「HiRDB Version 9 コマンドリファレンス」を参照してください。
- pdlogswap -d sys -wコマンドで,システムログファイルをスワップします。
- pdcopyコマンドでバックアップを取得します。バックアップの取得方法については,「6.バックアップの取得方法」を参照してください。
- インナレプリカ機能使用時の注意事項
- インナレプリカ機能を使用している場合は,容量拡張したRDエリアとほかのレプリカグループ内RDエリアの構成HiRDBファイル数が不一致になります。RDエリアの内容をほかのRDエリアに複写する運用をする場合は,次に示す方法で対策してください。拡張するRDエリアがオリジナルRDエリアの場合はどちらかの方法で対策してください。拡張するRDエリアがレプリカRDエリアの場合は2の方法で対策してください。
- レプリカRDエリアの定義をすべて削除した後に,前記の〈手順〉を実行してください。その後,レプリカRDエリアを再定義してください。
- 前記の〈手順〉を実行します。データの実体をほかのRDエリアに複写して使用する前に,データペース構成変更ユティリティのdefine copy rdarea文でRDエリアの構成情報をデータの実体元から複写してください。詳細については,マニュアル「インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 9」の「インナレプリカグループ内のRDエリアの構成変更と構成情報の複写」を参照してください。
(3) HiRDBファイルの増分回数が上限に達したときの対処方法
HiRDBファイルのエクステントの数が上限(24個)に達すると,それ以上自動増分ができなくなります。この場合,次に示すどれかの処置をしてください。
- HiRDBファイルシステム領域のエクステントを統合する
- RDエリアを再初期化する
- 「HiRDBファイルシステム領域が容量不足になったときの対処方法」の方法でRDエリアを拡張する
なお,一つのHiRDBファイルシステム領域に複数のRDエリアを割り当てている場合は,1又は3の方法を選択してください。
(a) HiRDBファイルシステム領域のエクステントを統合する
エクステントを統合する(エクステントを一つにする)手順を次に示します。
- 〈手順〉
- pdstopコマンドでHiRDBを正常終了します。
- pdfbkupコマンドでHiRDBファイルシステム領域のバックアップを取得します。
- pdfmkfsコマンドでHiRDBファイルシステム領域を初期設定し直します。
- pdfrstrコマンドでHiRDBファイルシステム領域を回復します。1で取得したバックアップから回復します。
- pdstartコマンドでHiRDBを正常開始します。
(b) RDエリアを再初期化する
RDエリアを再初期化してください。RDエリアの再初期化については,「RDエリアの容量又は属性を変更する方法(RDエリアの再初期化)」を参照してください。pdmodコマンドのinitialize rdarea文を指定するときの注意事項を次に示します。
- with reconstructionオペランドを指定してください。
- initialオペランドには必要セグメント数を指定してください。
これらのオペランドを指定しないと,RDエリアを定義したときのサイズでRDエリアが再作成されてしまいます。
(4) HiRDBファイルシステム領域の増分回数が上限に達したときの対処方法
HiRDBファイルシステム領域のエクステントの数が上限に達すると,それ以上自動増分ができなくなります。この場合,次に示すどちらかの処置をしてください。
- HiRDBファイルシステム領域のエクステントを統合する
- HiRDBファイルシステム領域の増分回数の上限値を大きくする(pdfchfsコマンドで増分回数の上限値を小さくしているときだけ)
(a) HiRDBファイルシステム領域のエクステントを統合する
詳細は,「HiRDBファイルシステム領域のエクステントを統合する」を参照してください。
(b) HiRDBファイルシステム領域の増分回数の上限値を大きくする
HiRDBファイルシステム領域の増分回数の上限値をHiRDB停止中に大きくする手順を次に示します。HiRDB稼働中でも実施できます。詳細は,マニュアル「HiRDB Version 9 コマンドリファレンス」の「pdfchfs(HiRDBファイルシステム領域の管理情報変更)」を参照してください。なお,大きくできる増分回数の上限値はpdfmkfsコマンドの-eオプション指定値のため,この上限を超えて大きくする必要がある場合は,HiRDBファイルシステム領域のエクステントを統合してください。
- 〈手順〉
- pdstopコマンドでHiRDBを正常終了します。
- pdfchfsコマンドでHiRDBファイルシステム領域の増分回数の上限値を設定し直します。
- pdstartコマンドでHiRDBを正常開始します。
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