ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
この方式の場合,RDエリアの自動増分でHiRDBファイルシステム領域サイズの上限を超える場合,HiRDBファイルの最大サイズ(64ギガバイト)まで自動的にHiRDBファイルシステム領域を拡張します。そのため,この方式のRDエリアがあるディスクの見積もりは,RDエリアの最大サイズが次のようになる点を考慮してください。
自動増分の設定手順を次に示します。
自動増分を適用したRDエリアのHiRDBファイルシステム領域が通常ファイル上に作成されている場合,そのHiRDBファイルシステム領域がスパースファイルになることがあります。スパースファイルは,データ・ブロックに対して割り当てられていない領域を持つファイルのことで,ファイルに書き込まれた部分の領域だけが割り当てられます。このようにHiRDBファイルシステム領域が事前に確保されないため,デファードライト処理でディスクに書き込むときに,ディスクの容量不足が発生するおそれがあります。RDエリアの自動増分時にディスクの容量不足が発生すると,そのRDエリアが障害閉塞します。このとき,自動増分時に拡張するHiRDBファイルシステム領域を初期化する設定(システム共通定義のpd_rdarea_expand_formatオペランドにYを指定)にしておくと,RDエリアは障害閉塞しません。ただし,初期化処理時にディスクへの入出力が発生するため,その分,次に示すトランザクションの処理に時間が掛かります。
このため,初期化しない(省略値)ことをお勧めします。初期化することをお勧めするのは,「15.8.1(5) RDエリアの自動増分を適用する場合の運用」の「容量を監視する運用ができない場合」です。
なお,自動増分時にHiRDBファイルシステム領域を初期化する場合,遅延が発生することを考慮して増分セグメント数を決定してください。
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