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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム定義(UNIX(R)用)


はじめに

このマニュアルは,プログラムプロダクト ノンストップデータベース HiRDB Version 9のシステム定義について説明したものです。なお,ここに記載されていない前提情報については,マニュアル「HiRDB Version 9 解説」(3020-6-450)を参照してください。

〈はじめにの構成〉

■ 対象読者

HiRDB Version 9(以降,HiRDBと表記します)を使ってリレーショナルデータベースシステムを構築または運用する方々を対象にしています。

このマニュアルは次に示す知識があることを前提に説明しています。

また,このマニュアルは,次に示すマニュアルを前提としていますので,あらかじめお読みいただくことをお勧めします。

■ 図中で使用している記号

このマニュアルの図中で使用している記号を,次のように定義します。

[図データ]

■ このマニュアルで使用している記号

形式および説明で使用している記号を次に示します。ここで説明する文法記述記号は,説明のための記号なので実際には記述しないでください。

記号

意味

〔 〕

この記号で囲まれている項目は省略できます。

(例)pdbuffer 〔-p〕

 これは,pdbufferと指定するか,またはpdbuffer -pと指定することを示します。

この記号の直前の項目を繰り返して指定できます。

(例)pdbuffer -r RDエリア名 〔,RDエリア名〕…

 これは,-rオプションのRDエリア名を繰り返し指定できることを示します。

{{ }}

この記号で囲まれた複数の項目を一つの単位として,繰り返して指定できます。

(例){{pdbuffer -a バッファ名}}

 これは,pdbuffer -a バッファ名

     pdbuffer -a バッファ名

と指定できることを示します。

この記号で区切られた項目は選択できます。

(例)pdlogadfg -d sys|spd

 これは,-dオプションにsysかspdのどちらかを指定できることを示します。

{ }

この記号で囲まれている複数の項目のうちから,一つを選択できます。

(例)pdbuffer 〔{-r RDエリア名|-i 認可識別子.インデクス識別子|-o}〕

 これは,-r RDエリア名,-i 認可識別子.インデクス識別子,-oの三つのオプションのうち,どれか一つを指定することを示します。

_

(下線)

この記号で示す項目は,省略時の解釈値です。

(例)〔 pd_rpc_trace = Y|N

 これは,オペランドの指定を省略した場合,Nが仮定されることを示します。

この記号のあとにユーザ指定値の属性を示します。

《 》

ユーザが指定しなかった場合に仮定される値を示します。

< >

ユーザ指定値の構文要素を示します。

(( ))

ユーザ指定値の指定範囲を示します。

■ このマニュアルで使用している構文要素記号

このマニュアルで使用している構文要素記号を次に示します。

構文要素記号

意味

<英字>

アルファベット(A〜Z,a〜z)と下線(_)

<英字記号>

アルファベット(A〜Z,a〜z)と#,@,\

<英数字>

英字と数字(0〜9)

<英数字記号>

英字記号と数字

<符号なし整数>

数字

<符号なし10進数>※1

数字(0〜9の並び)ピリオド(.)数字(0〜9の並び)

<16進数字>

数字と(A〜F,a〜f)

<識別子>※2

先頭がアルファベットの英数字列

<記号名称>

先頭が英字記号の英数字記号列

<文字列>

任意の文字の配列

<パス名>※3

/,英数字,ピリオド(.),#,@

<ホスト名>※4

アルファベット(A〜Z,a〜z),数字,ピリオド(.),ハイフン(-),下線(_),および@で構成される文字列

すべて半角文字を使用してください。また,英字の大文字と小文字は区別されます。

注※1

ピリオドの前の数字がすべて0の場合,ピリオドより前の0を省略できます。また,ピリオドの後ろの数字がすべて0の場合,ピリオド以降を省略できます。

例1:0.008 → .008

例2:15.000 → 15

注※2

RDエリア名を指定する場合:

・英数字記号,_(下線),ハイフン(-),または空白を使用してください。ただし,先頭は英字記号を使用してください。

・空白を使用する場合はRDエリア名を引用符(")で囲んでください。

注※3

パス名は使用しているOSに依存します。

注※4

ホスト名は次に示すどれかの形式で指定できます。

・ホスト名

・IPアドレス(XXX.XXX.XXX.XXX形式)

・FQDN

ただし,同じホスト名を異なる形式で指定しないでください。異なる形式で指定した場合,HiRDBは異なるホスト名として認識します。

また,ループバックアドレスを指定することもできます。

システム定義に指定するホスト名については,ホスト名の登録が必要になります。詳細については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」の「ホスト名の登録」を参照してください。