スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 ディザスタリカバリシステム 構築・運用ガイド
ファイル区分がDBのペア論理ボリュームグループを含む,すべてのペア論理ボリュームグループをペア化します。ペア論理ボリュームグループのペア化は,RAID Managerのpaircreateコマンドで行います。このとき,業務サイトのボリュームがP-VOLになるようにします。paircreateコマンドについては,RAID Managerのマニュアルを参照してください。なお,すでにペア状態となっているペア論理ボリュームグループについては,この項の手順は必要ありません。
paircreateコマンド実行時に指定するフェンスレベル(-fオプションの値)は,保護モード(pd_rise_fence_levelオペランドの値)によって異なります。関係を次の表に示します。
表12-1 paircreateコマンド実行時に指定するフェンスレベル(ログ同期方式でのシステムログ適用化時)
リアルタイムSANレプリ ケーションの処理方式(pd_rise_pairvolume_ combinationオペランドの値) |
保護モード (pd_rise_fence_level オペランドの値) |
ペア論理ボリューム グループ名 |
フェンスレベル (paircreate コマンドの -fオプション の値) |
---|---|---|---|
syssync | data | aaaa_bb....bb_DB | data |
aaaa_bb....bb_LOG | |||
aaaa_cccc_USTS | |||
aaaa_bb....bb_SSTS | |||
aaaa_bb....bb_SPD | |||
never | aaaa_bb....bb_DB | never | |
aaaa_bb....bb_LOG | |||
aaaa_cccc_USTS | |||
aaaa_bb....bb_SSTS | |||
aaaa_bb....bb_SPD |
ペア論理ボリュームグループのペア化の例を次に示します。システム構成は次のとおりとします。
set pd_system_id = HRD1 set pd_rise_use = Y set pd_rise_pairvolume_combination = syssync set pd_rise_fence_level = data pdunit -u UNT1 -x host1 -d "/opt/HiRDB_S" pdstart -t SDS -s sds1 -u UNT1 |
●paircreateコマンドの実行例(業務サイトから実行)
paircreate -g HRD1_sds1_DB -f data -vl |
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