スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 ディザスタリカバリシステム 構築・運用ガイド

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10.3.6 システム構成変更の記録

ログ同期方式のディザスタリカバリシステムの適用を,HiRDBのステータスファイルに記録するため,いったん業務サイトのHiRDBを開始したあと,正常終了します。これをシステム構成変更の記録といいます。

システム構成変更を記録する手順を次に示します。

〈手順〉
  1. 業務サイトのHiRDBをpdstartコマンドで開始します。
  2. 開始処理が完了したら,システム移行を継続するために,業務サイトのHiRDBをpdstopコマンドで正常終了します。
    注意
    • 障害などでHiRDBが正常終了できない場合は,エラーメッセージなどで原因を特定し対策してから,正常終了してください。
    • 強制終了など,正常終了以外で終了した場合(異常終了も含む),再度HiRDBを開始して,正常終了してください。
    • スタンバイレス型系切り替え機能を適用している場合,現用系のユニット(1:1スタンバイレス型系切り替え機能の場合は正規BESユニット)ですべてのサーバを正常終了してください。
    • 業務サイトのHiRDBを正常終了しないでシステム移行を継続した場合,ログ適用サイトでログ適用が正常に行われないか,またはログ適用サイトのHiRDBが開始できなくなります。