スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 ディザスタリカバリシステム 構築・運用ガイド

[目次][索引][前へ][次へ]

8.3 系切り替え機能を使用する場合の注意事項

リアルタイムSANレプリケーションを使用する場合,メインサイトのHiRDBとリモートサイトのHiRDBはそれぞれ独立しているため,メインサイトとリモートサイト間で系を切り替えることはできません。また,系切り替え機能とリアルタイムSANレプリケーションを同時に使用すると,系の切り替え時間が長くなります。

系切り替え機能を使用するときのRAID Managerの構成定義に指定するペア論理ボリュームグループを次に示します。なお,説明中のペア論理ボリュームグループは,すべてハイブリッド方式を適用しているとします。

<この節の構成>
8.3.1 スタンバイ型系切り替え機能の場合
8.3.2 1:1スタンバイレス型系切り替え機能の場合
8.3.3 影響分散スタンバイレス型系切り替え機能の場合
8.3.4 クラスタソフトウェアの設定
8.3.5 待機系の運用