スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 ディザスタリカバリシステム 構築・運用ガイド

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2.5.1 ペアボリューム設計時の考慮点

更新コピーの対象ファイルを格納するペアボリュームを設計するときの考慮点を次の表に示します。

表2-6 ペアボリュームを設計するときの考慮点

項目 考慮点
HiRDBファイルシステム領域との対応 一つのHiRDBファイルシステム領域に一つのペアボリュームを割り当ててください(LVMなどを使用して,複数のペアボリューム(PV)から一つの論理ボリューム(LV)を作成し,そのLVにHiRDBファイルシステム領域を配置してはいけません)。
ログ同期方式の場合,LVMなどを使用して,ペアボリュームを論理ボリューム(LV)として扱い,そのLVにHiRDBファイルシステムを配置してはいけません。
容量 ペアボリュームの容量は,対応づけたHiRDBファイルシステム領域の容量以上が必要です。
総数 更新コピーを行うHiRDBファイルシステム領域数+予備数
注意
これらの条件が満たされているかどうかをHiRDBはチェックしません。これらの条件が満たされていない場合,HiRDBの動作は保証できません。