付録I.1　RDエリアの状態によるユティリティの実行可否

ユティリティを実行する場合，RDエリアのオープン契機，およびRDエリアの状態によって実行可否が決まります。RDエリアの状態によるユティリティの実行可否を次に示します。

インナレプリカ機能使用時の，RDエリアの状態ごとのHiRDB/SD定義ユティリティ（pdsdbdef）の実行可否については，「付録J.2　RDエリアの状態ごとのHiRDB/SD定義ユティリティ（pdsdbdef）の実行可否」を参照してください。

また，HiRDB/SDデータベースアクセスユティリティ（pdsdbexe）の実行可否については，UAPの実行可否と同じになります。RDエリアの状態によるUAPの実行可否については，マニュアル「HiRDB Version 9 コマンドリファレンス」の「RDエリアの状態によるユティリティおよびUAPの実行可否」を参照してください。

表I‒1　RDエリアの状態によるユティリティの実行可否（オープン契機がINITIALの場合）
RDエリアの状態		ユティリティの実行可否
RDエリアの状態		pdsdbdef	pdsdblod	pdsdbrog
閉塞なし	オープン	○	○	○
閉塞なし	クローズ	×	×	×
コマンド閉塞	オープン	×	○	○
コマンド閉塞	クローズ	×	×	×
参照可能閉塞	オープン	×	○	○
参照可能閉塞	クローズ	×	×	×
参照可能バックアップ閉塞	オープン	×	×	○
参照可能バックアップ閉塞	クローズ	×	×	×
更新可能バックアップ閉塞	オープン	×	×	×
障害閉塞	オープン	×	×	×
障害閉塞	クローズ	×	×	×
ログレス閉塞	オープン	×	×	×
ログレス閉塞	クローズ	×	×	×
同期化閉塞	オープン	×	×	×
同期化閉塞	クローズ	×	×	×
オンライン再編成閉塞	オープン	×	○^※1，※2	○^※1
オンライン再編成閉塞	クローズ	×	×	×

（凡例）

○：実行できます。

×：実行できません。

注※1

レプリカRDエリアに対しては実行できません。
同一レプリカグループ内のオンライン再編成閉塞のオリジナルRDエリアが，カレントRDエリアの場合は実行できません。

注※2

インデクスの再作成機能は実行できません。
追加データロード機能は実行できません。

表I‒2　RDエリアの状態によるユティリティの実行可否（オープン契機がDEFERまたはSCHEDULEの場合）
RDエリアの状態		ユティリティの実行可否
RDエリアの状態		pdsdbdef	pdsdblod	pdsdbrog
閉塞なし	オープン	○	○	○
閉塞なし	クローズ	×	○	○
コマンド閉塞	オープン	×	○	○
コマンド閉塞	クローズ	×	×	×
参照可能閉塞	オープン	×	○	○
参照可能閉塞	クローズ	×	○	○
参照可能バックアップ閉塞	オープン	×	×	○
参照可能バックアップ閉塞	クローズ	×	×	○
更新可能バックアップ閉塞	オープン	×	×	×
障害閉塞	オープン	×	×	×
障害閉塞	クローズ	×	×	×
ログレス閉塞	オープン	×	×	×
ログレス閉塞	クローズ	×	×	×
同期化閉塞	オープン	×	×	×
同期化閉塞	クローズ	×	×	×
オンライン再編成閉塞	オープン	×	○^※1，※2	○^※1
オンライン再編成閉塞	クローズ	×	○^※1，※2	○^※1