Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 9 構造型データベース機能


付録F.1 簡易ダンプ

簡易ダンプに関する単調増加ファイルを次の表に示します。

表F‒1 単調増加ファイル(簡易ダンプ)

項番

ファイル名またはディレクトリ名

説明

ファイルサイズの概算値

ファイル数

最大サイズの制限可否

1

$PDDIR/spool/pdfesdump/*

フロントエンドサーバ用の簡易ダンプファイルです。pdfesプロセスセグメンテーション障害,またはアボート時に生成されます。

自動で削除する場合:

次のどれかのオペランドを指定します。

  • pd_spool_cleanup_interval

  • pd_spool_cleanup_interval_level

  • pd_spool_cleanup

  • pd_spool_cleanup_level

手動で削除する場合:

pdcspoolコマンドを実行します。

なお,$PDDIR下が容量不足となった場合はユニットダウンします。

システム共通定義pd_structured_shmpool_dicsizeオペランド指定値

+数MB

ディレクトリ:

$PDDIR/spool/pdfesdump,pdfesdump1,pdfesdump2でディレクトリ3世代のループ

ファイル:

ディレクトリ下に無制限

×

2

$PDDIR/spool/pdbesdump/*

バックエンドサーバ用の簡易ダンプファイルです。pdbesプロセスセグメンテーション障害,アボート,ユーザ用RDエリア閉塞時に生成されます。

自動で削除する場合:

次のどれかのオペランドを指定します。

  • pd_spool_cleanup_interval

  • pd_spool_cleanup_interval_level

  • pd_spool_cleanup

  • pd_spool_cleanup_level

手動で削除する場合:

pdcspoolコマンドを実行します。

なお,$PDDIR下が容量不足となった場合はユニットダウンします。

システム共通定義pd_structured_shmpool_dicsizeオペランド指定値

+インデクス一括作成機能用ワークエリアサイズ※1

+排他制御用ワークエリアサイズ※2

+FETCHDB ALL用ワークエリアサイズ※3+数MB

ディレクトリ:

$PDDIR/spool/pdbesdump,pdbesdump1,pdbesdump2でディレクトリ3世代のループ

ファイル:

ディレクトリ下に無制限

×

(凡例)

×:最大サイズを制限できません。

注※1

3.6.1(1) HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)実行時のファイルの容量」にあるlindxaの値です。ただし,インデクス一括作成機能を使用したpdsdblodコマンド実行中以外の場合,値は0です。

注※2

10×pd_max_rdarea_noの値(単位:バイト)です。

注※3

3.4.3(2)(c) 変数SDAの求め方」の計算式Bを参照して,算出してください。