付録C.1 ユティリティの最大同時実行数
ユティリティの最大同時実行数を「表C-1 ユティリティの最大同時実行数」に示します。この表に示す最大同時実行数は,各ユティリティを単独で同時実行したときの値です。pd_max_usersオペランドの値に依存するユティリティの最大同時実行数は,ほかのユティリティ実行数とUAPの実行数に影響されます。
最大同時接続数を超えると,ユティリティは次に示すどれかの動作をします。
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異常終了します。
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実行中のユティリティが終了するまで無応答になります。
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プロセス割り当て時の要求電文を格納するための共用メモリ中のバッファが不足し,ユティリティが異常終了します。
表C‒1 ユティリティの最大同時実行数 ユティリティ
最大同時実行数
pd_utl_exec_mode=0
pd_utl_exec_mode=1
HiRDB/SD定義ユティリティ(pdsdbdef)
1(ただし,最大同時実行数のチェックは行っていません)
HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)
MIN(32,pd_max_usersオペランドの値)
pd_max_usersオペランドの値
HiRDB/SDデータベース再編成ユティリティ(pdsdbrog)
HiRDB/SDデータベースアクセスユティリティ(pdsdbexe)
pd_max_usersオペランドの値
上記以外のユティリティの最大同時実行数については,マニュアル「HiRDB Version 9 コマンドリファレンス」の「ユティリティの最大同時実行数」を参照してください。
- ■複数のユティリティの同時実行数
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複数のユティリティを同時実行して,次に示す式を満たす場合,pd_utl_exec_modeオペランドに1を指定してください。
システム内のバックエンドサーバ数×2×すべてのユティリティの同時実行数≧824