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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 構造型データベース機能


13.3.3 dbinf文【4V FMB】

アンロードデータファイルにUSERポインタフラグを格納する場合にdbinf文を指定します。

4V AFMまたはSD FMBのSDBデータベースの場合,dbinf文は指定できません。

指定形式

 dbinf
 
     〔userpflg = (USERポインタフラグの格納位置)〕
     〔pagenum = (事前割り当てページ数の格納位置)〕
userpflg = (USERポインタフラグの格納位置)

〜<符号なし整数>((0〜32,766))

USERポインタフラグの格納位置を指定します。プリフィクス部の先頭を0とし,USERポインタフラグの格納位置を指定してください。

子レコードに対してUSERポインタで親子集合の接続がある場合,このオペランドに指定した位置にC'U'が格納されます。そのほかの場合は,unldkindオペランドの指定値によって次の値が格納されます。

  • unldkindオペランドにlodを指定している場合:0x00

  • unldkindオペランドにlod_4vを指定している場合:半角空白

なお,このオペランドに指定する格納位置は,次に示す条件を満たす必要があります。

  • 格納位置+1≦プリフィクス部の長さ

  • pagenumオペランドで指定した格納位置と重ならないこと

《注意事項》

  • pdsdblodコマンドでデータロードをする際,pdsdblod制御文のdbinf文のuserpflgオペランドには,このオペランドで指定した位置を指定してください。このオペランドを省略した場合は,pdsdblod制御文のdbinf文のuserpflgオペランドも省略してください。

  • unload文のunldkindオペランドにlod_4vを指定した場合にこのオペランドを指定するときは,このオペランドに77を指定してください。

  • userpflgオペランドを省略してpdsdbrogコマンドを実行した場合,USERポインタを持つ子レコードをアンロードすると,pdsdbrogコマンドは警告メッセージを出力しますが,処理は続行してリターンコード4で終了します。このため,そのままpdsdblodコマンドでデータロードをすると,USERポインタによる親子集合の接続関係が初期化されます。

pagenum = (事前割り当てページ数の格納位置)

〜<符号なし整数>((0〜32,763))

事前割り当てページ数の格納位置を指定します。プリフィクス部の先頭を0として,事前割り当てページ数の格納位置を指定してください。指定された位置から4バイトの領域へ事前割り当てページ数を設定します。

アンロードしたルートレコードに事前割り当てページ数の設定がある場合,ページ数を格納します。事前割り当てページ数の設定がないレコードの場合は0を設定します。

なお,このオペランドに指定する格納位置は,次に示す条件を満たす必要があります。

  • 格納位置+4≦プリフィクス部の長さ

  • userpflgオペランドで指定した格納位置と重ならないこと

《注意事項》

  • pdsdblodコマンドでデータロードをする際,pdsdblod制御文のdbinf文のpagenumオペランドには,このオペランドで指定した位置を指定してください。このオペランドを省略した場合は,pdsdblod制御文のdbinf文のpagenumオペランドも省略してください。

  • pagenumオペランドを省略してpdsdbrogコマンドを実行した場合,事前ページ割り当て機能を適用しているファミリのルートレコードをアンロードすると,pdsdbrogコマンドは警告メッセージを出力しますが,処理は続行してリターンコード4で終了します。このため,そのままデータロードをすると,事前ページ割り当て機能が適用されません。