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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 構造型データベース機能


11.1 機能

pdsdbdefコマンドを使用してSDBデータベースを定義します。pdsdbdefコマンドの概要を次の図に示します。

図11‒1 pdsdbdefコマンドの概要

[図データ]

注※

SDBディレクトリ情報のファイル出力後,作成したSDBディレクトリ情報ファイルを全ユニットに配布できます。

pdsdbdefコマンドの制御情報(SDB制御文)をSDB制御文ファイルに記述します。また,pdsdbdefコマンドで操作するSDBデータベースの定義情報(SDB定義文)をSDB定義文ファイルに記述します。

pdsdbdefコマンドで操作するSDBデータベースの定義情報には,SDBディクショナリ情報とSDBディレクトリ情報があります。

SDBディクショナリ情報とSDBディレクトリ情報の内容を次の表に示します。

表11‒1 SDBディクショナリ情報とSDBディレクトリ情報の内容

定義情報

内容

SDBディクショナリ情報

ユーザが定義したSDBデータベースの定義情報を,ユーザが記述した形式に近い状態で保持したものです。

SDBディレクトリ情報

SDBデータベースのSDBディクショナリ情報を,HiRDB/SDが解釈しやすい形式に変換したものです。

pdsdbdefコマンドの機能を次の表に示します。

表11‒2 pdsdbdefコマンドの機能

種別

機能

内容

ディクショナリ操作機能

SDBディクショナリ情報の追加

*ENTRY DICTIONARY文に指定したSDBデータベース定義およびSDBデータベース格納定義からSDBディクショナリ情報を作成し,ディクショナリ表に追加します。

SDBディクショナリ情報の変更

*ALTER DICTIONARY文に指定したSDBデータベース定義およびSDBデータベース格納定義からSDBディクショナリ情報を作成し,ディクショナリ表に登録されているSDBディクショナリ情報を変更します。

SDBディクショナリ情報の削除

*DELETE DICTIONARY文に指定したSDBデータベースのSDBディクショナリ情報をディクショナリ表から削除します。

データベース定義のチェック

*CHECK DICTIONARY文に指定したSDBデータベースのSDBデータベース定義およびSDBデータベース格納定義の整合性をチェックします。

ディレクトリ操作機能

SDBディレクトリ情報の追加

*ENTRY DIRECTORY文に指定したSDBデータベースのSDBディレクトリ情報を作成し,ディクショナリ表に追加します。

SDBディレクトリ情報の変更

*ALTER DIRECTORY文に指定したSDBデータベースのSDBディレクトリ情報を作成し,ディクショナリ表に登録されているSDBディレクトリ情報を変更します。

SDBディレクトリ情報の削除

*DELETE DIRECTORY文に指定したSDBデータベースのSDBディレクトリ情報をディクショナリ表から削除します。

SDBディレクトリ情報のファイル出力および配布

ディクショナリ表に登録されているSDBディレクトリ情報をSDBディレクトリ情報ファイルに出力し,全ユニットに配布します。

〈この節の構成〉