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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 構造型データベース機能


9.3.2 SDB用UAP環境定義の指定例

■指定例

set lockrange = cursorupdate                        ...1
subschema -s SDB01 -t RECA -e shared -a retrieve    ...2
subschema -s SDB02 -t RECB -e exclusive -a update   ...3

[説明]

  1. DMLでSDBデータベースを操作した結果,レコード位置指示子が指さなくなったレコード実現値を格納するページ(サブページ分割をした場合はサブページ)に対する排他の解除時期を指定します。DMLの終了時に排他を解除するため,cursorupdateを指定します。

  2. 参照業務でSDBデータベースを操作する際,ほかの参照業務または更新業務からのアクセスを許す場合の動作オプションを指定します。

    -s:操作対象のSDB データベースの名称SDB01を指定します。

    -t:操作対象のSDBデータベースのルートレコードのレコード型名RECAを指定します。

    -e:ほかの参照業務または更新業務から,SDBデータベースSDB01へのアクセスを許すため,SD排他モードにsharedを指定します。

    -a:参照業務でSDBデータベースSDB01にアクセスするため,アクセス目的にretrieveを指定します。

  3. 更新業務でSDB データベースを操作する際,ほかの業務からのアクセスを許さない場合の動作オプションを指定します。

    -s:操作対象のSDBデータベースの名称SDB02を指定します。

    -t:操作対象のSDBデータベースのルートレコードのレコード型名RECBを指定します。

    -e:ほかの業務からSDBデータベースSDB02へのアクセスを許さないように,SD排他モードにexclusiveを指定します。

    -a:更新業務でSDB データベースSDB02にアクセスするため,アクセス目的にupdateを指定します。