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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 構造型データベース機能


3.8.4 HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)実行時の排他資源数

HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)の実行時には,次の計算式で算出したサーバ当たりの排他資源数が必要になります。

・トランザクションを超えた排他制御で使用する資源数

X=(a+b)×2+1+c×d

サーバ共通定義のpd_lck_until_disconnect_cntオペランド値は,X以上必要です。

変数の説明
  • a:格納レコード用RDエリアの総数

  • b:インデクス格納用RDエリアの総数(シーケンシャルインデクス格納用,二次インデクス格納用)

  • c:インデクスの総数(シーケンシャルインデクス,二次インデクス)

  • d:レコードの横分割格納RDエリア数

・トランザクション内の排他制御で使用する資源数

Y=a×2+1+b+c

サーバ共通定義のpd_lck_pool_sizeオペランド値は,↑Y÷4↑キロバイト以上必要です。

変数の説明
  • a:使用中セグメント数(すでにデータが格納されているセグメント数)

    environment文のpurgeオペランドにyesを指定したときに加算してください。

  • b:レコード型を格納するRDエリアの使用セグメント数

  • c:インデクスを格納するRDエリアの使用セグメント数

    使用セグメント数は,データを格納する予定のセグメント数としてください。ただし,-dオプションの指定時,すでにデータが格納されているセグメント数(使用中セグメント数)の方が,データを格納する予定のセグメント数より多い場合は,使用中セグメント数で計算してください。

HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)の前処理では,(209+a)の資源を消費します。そのため,Yは最低でも(209+a)以上必要です。HiRDB/SDデータベース作成ユティリティ(pdsdblod)の前処理で確保した資源は,データロードを開始する前に解放されるため,計算したYの値が(209+a)以上の場合は,その値を使用してください。