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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 構造型データベース機能


3.5.3 監査証跡ファイルの容量の見積もり

監査証跡ファイルの容量の見積もりについては,マニュアル「HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド」の「監査証跡ファイルの容量の見積もり」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) SDBユティリティ操作イベントの監査証跡を取得する場合

見積もりをする際,次の表に示すコマンドを実行したときに出力される監査証跡のレコード数を加算してください。

表3‒21 出力される監査証跡のレコード数(SDBユティリティ操作イベントの場合)

項番

コマンド名

イベント取得個所

1イベントで出力されるレコード数

見積もりの目安

1

pdsdbdef

コマンド実行時のCONNECT権限チェック

1

pdsdbdefコマンドの実行回数

2

SDBディクショナリ情報の操作

1

次のSDB定義文の合計数

  • *ENTRY DICTIONARY文

  • *ALTER DICTIONARY文

  • *DELETE DICTIONARY文

3

データベース定義のチェック

1

次のSDB定義文の合計数

  • *CHECK DICTIONARY文

4

SDBディレクトリ情報の操作

1

次のSDB定義文の合計数

  • *ENTRY DIRECTORY文

  • *ALTER DIRECTORY文

  • *DELETE DIRECTORY文

5

SDBディレクトリ情報ファイルの作成

1

pdsdbdefコマンドのdirinf文の指定があるSDB制御文の個数

6

pdsdbdefコマンドの終了

1

pdsdbdefコマンドの実行回数

7

pdsdblod

コマンド実行時のCONNECT権限チェック

1

pdsdblodコマンドの実行回数

8

pdsdblodコマンドの終了

1

pdsdblodコマンドの実行回数

9

pdsdbrog

コマンド実行時のCONNECT権限チェック

1

pdsdbrogコマンドの実行回数

10

pdsdbrogコマンドの終了

1

pdsdbrogコマンドの実行回数

(2) SDBデータベース操作イベントの監査証跡を取得する場合

見積もりをする際,次の表に示すSDBデータベース操作を実行したときに出力される監査証跡のレコード数を加算してください。

表3‒22 出力される監査証跡のレコード数(SDBデータベース操作イベントの場合)

項番

SDBデータベース操作

イベント取得個所

1イベントで出力されるレコード数

見積もりの目安

1

  • レコードの検索(FETCH)

  • 位置指示子の位置づけ(FIND)

イベント終了時

1

レコードの検索(FETCH)および位置指示子の位置づけ(FIND)の実行回数

ただし,FIRSTオプションの指定時は,個別開始単位にファミリ内のレコード型に対して1件となります

2

レコードの格納(SOTRE)

1

レコードの格納(STORE)の実行回数

3

レコードの更新(MODIFY)

1

レコードの更新(MODIFY)の実行回数

4

レコードの削除(ERASE)

1

レコードの削除(ERASE)の実行回数

5

レコードの一括削除

1

レコードの一括削除の実行回数

6

複数レコードの検索(FETCHDB_ALL)

1

複数レコードの検索(FETCHDB ALL)の実行回数