スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

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18.6 データベース複写ユティリティの処理結果リスト

<この節の構成>
(1) 処理結果出力ファイルの内容
(2) 差分バックアップの履歴情報ファイルの内容

(1) 処理結果出力ファイルの内容

データベース複写ユティリティの処理結果出力ファイルの内容を次に示します。

 
pdcopy (VV-RR)  ***** DB COPY *****   2007-04-24 14:08:20 [1] utl3 [2]
-----------------------------------------------------------------
*** DB BACKUP INFORMATION LIST ***       BACKUPMODE : SHARED [3]
<<LOG FILE INFORMATION>>
  SYSTEM ID      : utl13 [4]
  UNIT ID        : sds1  [5]
  TYPE           : sys   [6]
  SERVER NAME    : sds   [7]
  SERVER RUN ID  : 455d67c7 [8]
  LOG SERVER RUN ID : 455d67c7 [9]
  FILE NAME      : logfg01 [10]
  GENERATION NO  : 1 [11]
  BLOCK NO       : d2 [12]
  HEADER WRITE COUNTER : 3 [13]
  HEADER WRITE TIME : 455d68d2 [14]
<<BACKUP FILE INFORMATION>>
  VOL NAME       : vol1,vol2 [15]
  FILE NAME      : host1:/usr/bkup01 [16]
                         /usr/bkup02
  FILE KIND      : u [17]
  STARTED AT     : 2007-04-24 14:08:20 [18]
  ENDED AT       : 2007-04-24 14:08:21 [19]
 <REPLICA BKUP INFOMATION>
  REPLICA BACKUP GENERATION NO : 0 [43]
<<RDAREA INFORMATION>>
  UNIT NAME      :un16 [20] SERVER NAME : sds [21]
  
  RDAREA NAME    :USER1[22][23]           [24]                      [25]
  RDAREA ID      :          4 ATTRIBUTE : USER          PAGE SIZE : 4096
  STARTED AT     : 2007-04-24 14:08:20 [26]
  ENDED AT       : 2007-04-24 14:08:21 [27]
  IN-MEMORY DB-SYNC TIME   :2007-04-24 14:04:26 [42]
 <REPLICA RDAREA INFOMATION>
  ORIGINAL RDAREA NAME : USER1 [44]
  REPLICA RDAREA GENERATION NO : 0 [45]
 <RDAREA STATUS>      [28]
 TOTAL PAGE:           200 USED PAGE(RATE)   :        3   ( 1.5%) [29]
                           FREE SPACE        :       10.8         [30]
                           UNUSED PAGE(RATE) :      197   (98.5%) [31]
                               [32]
  INDEX PAGE(RATE) :            1( 33.3%) TOTAL SPACE :  4.0k      [33]
                           FREE SPACE(RATE)  :        3.8k( 94.7%) [34]
                               [35]
  DATA PAGE(RATE)  :            2( 66.7%) TOTAL SPACE :  8.0k      [36]
                           FREE SPACE(RATE)  :        7.0k( 87.6%) [37]
 <FILE INFORMATION>
 1 /dbarea/area1/rdmt06 [38]
   EXTENT COUNT :   1 [40]
 2 /dbarea/area1/rdmt07
   EXTENT COUNT :   1
<<RDAREA INFORMATION>>
  UNIT NAME   : un16        SERVER NAME : sds
 
  RDAREA NAME : USER2
  RDAREA ID   :            5 ATTRIBUTE  : USER             PAGE SIZE : 4096
  STARTED AT  : 2007-04-24 14:08:21
  ENDED AT    : 2007-04-24 14:08:21
  IN-MEMORY DB-SYNC TIME   :2007-04-24 14:04:26
 <REPLICA RDAREA INFOMATION>
  ORIGINAL RDAREA NAME : USER2
  REPLICA RDAREA GENERATION NO : 0
 <RDAREA STATUS>
 TOTAL PAGE:           200 USED PAGE(RATE)   :        3   ( 1.5%)
                           FREE SPACE        :       10.8
                           UNUSED PAGE(RATE) :      197   (98.5%)
  INDEX PAGE(RATE) :            1( 33.3%) TOTAL SPACE :  4.0k
                           FREE SPACE(RATE)  :        3.8k( 94.7%)
  DATE PAGE(RATE)  :            2( 66.7%) TOTAL SPACE :  8.0k
                           FREE SPACE(RATE)  :        7.0k( 87.6%)
 <FILE INFORMATION>
 1 /dbarea/area1/rdmt08
   EXTENT COUNT :   2
 2 /dbarea/area1/rdmt09
   EXTENT COUNT :   2
 
<<RDAREA INFORMATION>>
  UNIT NAME   : un16        SERVER NAME : sds
 
  RDAREA NAME : USER3
  RDAREA ID   :            6 ATTRIBUTE  : USER            PAGE SIZE : 4096  
  STARTED AT  : 2007-04-24 14:08:21
  ENDED AT    : 2007-04-24 14:08:21
  IN-MEMORY DB-SYNC TIME   :2007-04-24 14:04:12 
 <REPLICA RDAREA INFOMATION>
  ORIGINAL RDAREA NAME : USER3
  REPLICA RDAREA GENERATION NO : 0
 <RDAREA STATUS>
  TOTAL PAGE:        200 USED PAGE(RATE)   :          3   (  1.5%)
                         FREE SPACE        :         10.8
                         UNUSED PAGE(RATE) :        197   ( 98.5%)
  INDEX PAGE(RATE) :          1( 33.3%) TOTAL SPACE :    4.0k
                         FREE SPACE(RATE)  :          3.8k( 94.7%)
  DATA PAGE(RATE)  :          2( 66.7%) TOTAL SPACE :    8.0k
                         FREE SPACE(RATE)  :          7.0k( 87.6%)
 <FILE INFORMATION>
 1 /dbarea/area1/rdmt10
   EXTENT COUNT :   2
 2 /dbarea/area1/rdmt11
   EXTENT COUNT :   2
<<RDAREA INFORMATION>>
  UNIT NAME : un16     SERVER NAME : sds
 
  RDAREA NAME : USER_LOB1
  RDAREA ID   :         31  ATTRIBUTE : USER_LOB       PAGE SIZE : 8192
  STARTED AT  : 2007-04-24 14:08:21
  ENDED AT    : 2007-04-24 14:08:21
  IN-MEMORY DB-SYNC TIME   :2007-04-24 14:04:55
 <REPLICA RDAREA INFOMATION>
  ORIGINAL RDAREA NAME : USER_LOB1
  REPLICA RDAREA GENERATION NO : 0
 <RDAREA STATUS>
  TOTAL PAGE:     75000  USED PAGE(RATE)   :      30000   ( 40.0%)
                         UNUSED PAGE(RATE) :      45000   ( 60.0%)
 
  DISORDERED LOB DIRECTORY RATIO :   0% [39]
 <FILE INFORMATION>
 1 /dbarea/area1/rdmt12
   EXTENT COUNT :   2
 2 /dbarea/area1/rdmt13
   EXTENT COUNT :   2
 
<<ERROR SKIPPED INFORMATION>>
  RDAREA NAME : USER04,USER05,USER06,USER07,USER08,
                USER09 [41]
 

〔説明〕
  1. データベース複写ユティリティを実行した日時(YYYY-MM-DD hh:mm:ssの形式)
    YYYY:年(西暦) MM:月 DD:日 hh:時 mm:分 ss:秒
  2. HiRDB識別子
  3. バックアップ取得モード
    EXCLUSIVE:-M x又は-M r
    SHARED:-M s
  4. HiRDB識別子
  5. ユニット識別子
  6. ログ種別
    sys:システムログファイル
  7. サーバ名
  8. サーバランID(16進8けた)
  9. ログサーバランID(16進8けた)
  10. 該当するバックアップファイルを使用してデータベースを回復する場合に必要な,システムログファイルの名称
  11. 10のシステムログファイルの世代番号
  12. 先頭ブロック番号(16進8けた以内)
  13. ヘッダ更新回数(16進8けた以内)
  14. 使用開始時刻(16進8けた)
  15. ボリューム名
    -kオプションにe又はmを指定した場合,-vオプションに指定した値が出力されます。-vオプションを指定しなかった場合は,******が出力されます。
  16. バックアップファイル名(ホスト名:パス名の形式で表示
    ファイル名を複数指定した場合は,使用したファイル名だけが表示されます。
    -k e,又は-k mを指定した場合,-Nオプションに指定した値が出力されます。-Nオプションを指定しなかった場合は,******が出力されます。
    -k oを指定した場合,見出しのFILE NAMEがOBJECT NAMEになります。この場合,JP1/OmniBack IIのオブジェクト名が出力されます。
    -k nを指定した場合,見出しのFILE NAMEがPORICY NAMEになります。この場合,NetBackupで設定したポリシー名が出力されます。
    注※ 系切り替え機能を使用している場合は,現用系のホスト名が表示されます。
  17. バックアップファイルの種別(-kオプションに指定する値)
  18. バックアップ取得開始時刻(形式は1と同じ)
  19. バックアップ取得終了時刻(形式は1と同じ)
  20. RDエリアがあるユニットの名称
  21. RDエリアがあるサーバの名称
  22. 複写したRDエリアの名称
  23. 複写したRDエリアの番号
  24. RDエリアの種類
    MASTERDIRECTORY:マスタディレクトリ用RDエリア
    DATADIRECTORY:データディレクトリ用RDエリア
    DATADICTIONARY:データディクショナリ用RDエリア
    SYSTEM_LOB:データディクショナリLOB用RDエリア
    USER:ユーザ用RDエリア
    USER_LOB:ユーザLOB用RDエリア
    REG:レジストリ用RDエリア
    REG_LOB:レジストリLOB用RDエリア
  25. RDエリアのページ長(単位:バイト)
  26. 該当するRDエリアのバックアップ取得開始時刻(形式は1と同じ)
  27. 該当するRDエリアのバックアップ取得終了時刻(形式は1と同じ)
  28. 該当するRDエリアの使用可能ページ数(表又はインデクスを格納できるRDエリア内のページ数)
  29. 使用中ページ数(既に表又はインデクスを格納しているRDエリア内のページ数)と,使用可能ページ数に対する使用中ページ数の比率
  30. 使用中ページ内の空き領域長(単位:バイト)
    次に示す形式で出力されます。
    ZZZ9(0以上,1キロバイト未満の場合)
    ZZZ9.9k(1キロバイト以上,1メガバイト未満の場合)
    ZZZ9.9M(1メガバイト以上,1ギガバイト未満の場合)
    ZZZ9.9G(1ギガバイト以上の場合)
    注 Zは,値が0の場合省略されます。9は,値が0の場合でも省略されません。
  31. 未使用ページ数(使用可能ページのうち,まだ使用されていないRDエリア内のページ数)と,使用可能ページ数に対する未使用ページ数の比率
  32. インデクス格納ページ数(使用中ページのうち,インデクスを格納するために使用しているページ数)と,使用中ページ数に対するインデクス格納ページ数の比率
  33. インデクス格納ページ全体の領域長(単位:バイト)
  34. インデクス格納ページ内の空き領域を合計した長さ(単位:バイト)と,インデクス格納ページ内の空き領域の比率
  35. 表格納ページ数(使用中ページのうち,表を格納するために使用しているページ数)と,使用中ページ数に対する表格納ページ数の比率
  36. 表格納ページ全体の領域長(単位:バイト)
  37. 表格納ページ内の空き領域を合計した長さ(単位:バイト)と,表格納ページ内の空き領域の比率
  38. RDエリアを構成するHiRDBファイルの名称
  39. データディクショナリLOB用RDエリア又はユーザLOB用RDエリアのシステム情報の乱れ率1%以上の場合,アクセス性能が劣化します。この場合,データベース再編成ユティリティで再編成をしてください。データディクショナリLOB用RDエリアの場合は,ストアドプロシジャに関するディクショナリ表(SQL_ROUTINES,SQL_ROUTINE_RESOURCES,SQL_ROUTINE_PARAMS)を再編成します。
  40. HiRDBファイルのエクステント数
  41. 処理をスキップしたRDエリア名
    スキップしたRDエリアが複数ある場合はコンマで区切り,5個単位で改行します。スキップしたRDエリアがない場合は*****が出力されます。エラー要因については,syslogfileにメッセージが出力されているので参照してください。syslogfileに出力されるメッセージの詳細は,「18.4.2(9)-J」を参照してください。
  42. インメモリデータバッファとインメモリRDエリアの同期を取った時刻
    最後に同期を取った時刻が表示されます。インメモリRDエリアのバックアップを取得した場合にこの情報が表示されます。
  43. -qオプションに指定している世代番号
  44. オリジナルRDエリア名
  45. レプリカRDエリアの世代番号
<<LOG FILE INFORMATION>>は,-Mオプションにsを指定した場合,又は-zオプションを指定した場合に出力されます。
4〜6,8,9,及び12〜14は,-zオプションを指定した場合に出力されます。
41は-Jオプションを指定した場合に出力されます。
43及び44は,インナレプリカ機能を使用している場合に出力されます。

(2) 差分バックアップの履歴情報ファイルの内容

データベース複写ユティリティの差分バックアップの履歴情報ファイルの内容を次に示します。

 
 pdcopy (VV-RR) ***** DB COPY *****  2000-10-26 21:30:20[1] utl3[2]
 
 /hirdb/pdcopy/admfile[3]
 backupg1[4]
 2000-10-19 21:00:20[5]
 2000-10-26 21:18:20[6]
 RDAREA NAME :rdarea01,rdarea02[7]
[8]          [9]                 [10]    [11][12]           [13]
 a 2000-10-19 21:08:20,2000-10-19 21:09:25 r u host01: /hirdb/pdcopy/backup/backup01
 d 2000-10-20 21:01:20,2000-10-20 21:01:38 r u host01: /hirdb/pdcopy/backup/backup02
 c 2000-10-21 21:05:20,2000-10-21 21:06:10 r u host01: /hirdb/pdcopy/backup/backup03
 b 2000-10-22 21:01:20,2000-10-22 21:01:45 r u host01: /hirdb/pdcopy/backup/backup04
 

[説明]
  1. pdcopyコマンドの実行日時
  2. HiRDB識別子
  3. 差分バックアップ管理ファイルを格納しているHiRDBファイルシステム領域名
  4. バックアップグループ名
  5. バックアップグループの作成日時
  6. バックアップグループの最終更新日時
  7. バックアップグループに属するRDエリア名
  8. バックアップ種別
    a:フルバックアップ
    b:最新のフルバックアップからの累積差分バックアップ
    c:前回取得した累積差分バックアップ又は前回取得したフルバックアップのどちらか最新のものからの累積差分バックアップ
    d:差分バックアップ
  9. バックアップ取得開始日時
  10. バックアップ取得終了日時
  11. バックアップ取得モード
    x:参照・更新不可能モード
    r:参照可能モード
    s:更新可能モード
  12. バックアップファイルの種別
    u:通常ファイル
    i:バックアップファイル用のHiRDBファイルシステム領域
    o:JP1/OmniBack IIのオブジェクト
  13. バックアップファイル名又はオブジェクト名
    バックアップファイル名は,ホスト名:バックアップファイル名の形式で表示されます。オブジェクト名の場合は,この後に(-G バーリストファイル名)が表示されます。