スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

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12.1.5 pdpgbfonと他機能との同時実行

pdpgbfonと他機能との同時実行性について説明します。

<この項の構成>
(1) pdpgbfonとSQLの同時実行可否
(2) pdpgbfonとローカルバッファを指定したUAPの同時実行可否

(1) pdpgbfonとSQLの同時実行可否

pdpgbfonとSQLの同時実行可否を次の表に示します。

表12-1 pdpgbfonとSQLの同時実行可否

SQL文 同一RDエリアの操作対象
異なる表(インデクス) 同一表(インデクス)
検索 NOWAIT指定
WITH SHARE指定
WITH EXCLUSIVE指定
FOR UPDATE句指定
上記以外
更新 NEXT VALUE句指定
上記以外
追加 NEXT VALUE句指定
上記以外
削除
LOCK文 SHARE指定
EXCLUSIVE指定
(非共用表)
EXCLUSIVE指定
(共用表)
× ×
表削除 ×
インデクス 定義
削除 ×
全行削除 ×
表定義変更 ×
順序数生成子定義 ○(順序数生成子定義は表に対して行うSQLではないため,同一表かどうかの区別は不要)
順序数生成子削除 ○(順序数生成子削除は表に対して行うSQLではないため,同一表かどうかの区別は不要)

(凡例)
○:同時実行できます。
×:同時実行できません(排他待ちとなります)。

注※
ただし,排他待ちとならないタイミングがあり,次のように動作します。
表定義変更で追加した対象はpdpgbfonの実行対象としません。しかし,pdpgbfonで対象とする表,インデクスまたはRDエリアを削除するような表定義変更をした場合,KFPA11815-Eとなります。

(2) pdpgbfonとローカルバッファを指定したUAPの同時実行可否

pdpgbfonとローカルバッファを指定したUAPの同時実行可否を次の表に示します。

表12-2 pdpgbfonとローカルバッファを指定したUAPの同時実行可否

ローカルバッファの指定方法 同一RDエリアの操作対象
pd_uap_waitオペランド pdlbufferオペランド 異なる表 異なるインデクス 同一表 同一インデクス
Y指定 -r指定 ×※1 ×※1 ×※1 ×※1
-i指定 ×※1
N指定 -r指定 ×※2 ×※2 ×※2 ×※2
-i指定 ×※2

(凡例)
○:同時実行できます。
×:同時実行できません。

注※1
排他待ちとなります。

注※2
UAPがエラー終了となります。