スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)
(1) pdreclaim(-j及び-aなし)の処理結果(表の使用中空きページ解放)
pdreclaim VV-RR *** DB RECLAIM *** YYYY-MM-DD hh:mm:ss [1]
TABLE NAME : USERA.TBL01 [2]
[3] [4] [5] [6] [7]
No. RDAREA NAME PAGE COUNT SEGMENT COUNT ACCESS COUNT
1 USER01 11,832 250 51,051
2 USER02 10,452 242 51,051
18244 11:02:08 un01 KFPL00739-I Pdreclaim terminated, return code=0
- [説明]
- 処理結果のヘッダ。
VV-RR:バージョン,リビジョン番号
YYYY-MM-DD hh:mm:ss:pdreclaim開始日時
- 処理対象の表名。
スキーマ単位に処理した場合は,この項目から繰り返して表示されます。
- 通番。
- 表格納用RDエリア名。
- 解放したページ数。
- 解放できるセグメント数。
解放できるセグメント数は,pdreclaimの使用中空きページ解放で未使用セグメント化ができるようになったセグメント数だけでなく,LOCK文を実行した表に対するDELETE文によって未使用セグメント化ができるようになるセグメント数も含みます(ログレスモードでDELETE文を実行すると,自動的にLOCK文を実行した状態となります)。
- グローバルバッファを使用してアクセスしたページ数。
解放したページ数だけでなく,解放処理の延長で実際にアクセスしたページ数も含まれます。なお,解放対象のページ以外の管理ページをアクセスすることもあります。このため,表示される値は該当資源を格納したページ数より多くなります。
(2) pdreclaim(-j又は-aあり)の処理結果(表の使用中空きセグメント解放)
pdreclaim VV-RR *** DB RECLAIM *** YYYY-MM-DD hh:mm:ss [1]
TABLE NAME : USERA.TBL01 [2]
[3] [4] [5] [6] [7]
No. RDAREA NAME PAGE COUNT SEGMENT COUNT ACCESS COUNT
1 USER01 - 250 17,017
2 USER02 - 242 17,017
18250 11:03:20 un01 KFPL00739-I Pdreclaim terminated, return code=0
- [説明]
- 処理結果のヘッダ。
VV-RR:バージョン,リビジョン番号
YYYY-MM-DD hh:mm:ss:pdreclaim開始日時
- 処理対象の表名。
スキーマ単位に処理した場合は,この項目から繰り返して表示されます。
- 通番。
- 表格納用RDエリア名。
- -jオプション指定時は−(固定)。-aオプション指定時は解放したページ数。
- 解放したセグメント数。
- グローバルバッファを使用してアクセスしたページ数。
解放したページ数だけでなく,解放処理の延長で実際にアクセスしたページ数も含まれます。なお,解放対象のページ以外の管理ページをアクセスすることもあります。このため,表示される値は該当資源を格納したページ数より多くなります。
(3) pdreclaim(-j及び-aなし)の処理結果(インデクスの使用中空きページ解放)
pdreclaim VV-RR *** DB RECLAIM *** YYYY-MM-DD hh:mm:ss [1]
INDEX NAME : USERA.(PRIMARY0000131193) [2]
[3] [4] [5] [6] [7] [8]
No. RDAREA NAME PAGE COUNT SEGMENT COUNT ACCESS COUNT COMPACTION
1 USER01 32 0 227 58
3 USER02 32 0 227 58
INDEX NAME : USERA.IDX01
No. RDAREA NAME PAGE COUNT SEGMENT COUNT ACCESS COUNT COMPACTION
1 USER01 891 16 6,259 1,595
3 USER02 891 16 6,259 1,595
INDEX NAME : USERA.IDX02
No. RDAREA NAME PAGE COUNT SEGMENT COUNT ACCESS COUNT COMPACTION
1 USER01 97 14 682 174
18246 11:04:10 un01 KFPL00739-I Pdreclaim terminated, return code=0
- [説明]
- 処理結果のヘッダ。
VV-RR:バージョン,リビジョン番号
YYYY-MM-DD hh:mm:ss:pdreclaim開始日時
- 処理対象のインデクス名。
複数のインデクスを処理した場合は,この項目から繰り返して表示されます。
- 通番。
- インデクス格納用RDエリア名。
- 解放したページ数。
- 解放できるセグメント数。
解放できるセグメント数は,pdreclaimの使用中空きページ解放で未使用セグメント化ができるようになるセグメント数だけでなく,LOCK文を実行した表に対するDELETE文によって未使用セグメント化ができるようになるセグメント数も含みます(ログレスモードでDELETE文を実行すると,自動的にLOCK文を実行した状態となります)。
- グローバルバッファを使用してアクセスしたページ数。
解放したページ数だけでなく,解放処理の延長で実際にアクセスしたページ数も含まれます。なお,解放対象のページ以外の管理ページをアクセスしたり,上位ページに戻って解放処理をしたりすることもあります。このため,表示される値は該当資源を格納したページ数より多くなります。
- 該当資源を格納するページ内でページコンパクションをしたページ数。
残存エントリがあるページだけがページコンパクション対象となります。
(4) pdreclaim(-j又は-aあり)の処理結果(インデクスの使用中空きセグメント解放)
pdreclaim VV-RR *** DB RECLAIM *** YYYY-MM-DD hh:mm:ss [1]
INDEX NAME : USERA.(PRIMARY0000131193) [2]
[3] [4] [5] [6] [7] [8]
No. RDAREA NAME PAGE COUNT SEGMENT COUNT ACCESS COUNT COMPACTION
1 USER01 - 0 44 -
3 USER02 - 0 44 -
INDEX NAME : USERA.IDX01
No. RDAREA NAME PAGE COUNT SEGMENT COUNT ACCESS COUNT COMPACTION
1 USER01 - 16 1,204 -
3 USER02 - 16 1,204 -
INDEX NAME : USERA.IDX02
No. RDAREA NAME PAGE COUNT SEGMENT COUNT ACCESS COUNT COMPACTION
1 USER01 - 14 131 -
18252 11:05:25 un01 KFPL00739-I Pdreclaim terminated, return code=0
- [説明]
- 処理結果のヘッダ。
VV-RR:バージョン,リビジョン番号
YYYY-MM-DD hh:mm:ss:pdreclaim開始日時
- 処理対象のインデクス名。
複数のインデクスを処理した場合は,この項目から繰り返して表示されます。
- 通番。
- インデクス格納用RDエリア名。
- -jオプション指定時は−(固定)。-aオプション指定時は解放したページ数。
- 解放したセグメント数。
- グローバルバッファを使用してアクセスしたページ数。
解放したページ数だけでなく,解放処理の延長で実際にアクセスしたページ数も含まれます。なお,解放対象のページ以外の管理ページをアクセスしたり,上位ページに戻って解放処理をしたりすることもあります。このため,表示される値は該当資源を格納したページ数より多くなります。
- -jオプション指定時は−(固定)。
(5) 処理結果についての注意事項
処理結果の出力順序は,完了した資源の順番となります。
なお,-j又は-aオプション指定ありの場合,pdreclaimが処理結果に表示する「解放したページ数」と,pddbstでの解析結果の「解放できるページ数(Collect Prearranged Page)」は一致しないことがあります。また,解放できるセグメント数(-j及び-aオプション指定なしのpdreclaimの処理結果)と,解放したセグメント数(-j又は-aオプション指定ありのpdreclaimの処理結果)も一致しないことがあります。一致しない理由を次に示します。
(a) 解放できると予測しながらpdreclaimで解放できない場合
- pdreclaimは,ほかのUAPやユティリティでの更新処理を同時実行できるようにするため,同時更新の可能性がある使用中空きページ及び使用中空きセグメントは解放しません。また,インデクスの段数を減らす解放はしません。
- 同期点指定のpdload,pdrorgが異常終了した場合,同期点情報を保持するため,該当する表が確保している先頭のセグメントは,データがない状態でも解放はしません。
- pdreclaimと更新処理を同時実行した場合,解放できると判断した使用中空きページ,及び使用中空きセグメントが,更新処理に使用されることがあります。
- インデクスリーフページのインデクスエントリ数が0の場合(ページ使用率を0%と扱う),pddbstは解放できると予測します。ただし,インデクスの中間ページからポイントする,下位のリーフページの中で最も大きいキー値を持つリーフページの場合は,インデクスエントリ数が0となっていても,同じ中間ページからポイントするほかの下位のリーフページがすべて解放された状態になるまで解放しません。
(b) 解放できないと予測しながらpdreclaimで解放できる場合
- pddbst実行時,B-treeインデクスの構造を形成するインデクスの中間ページは,解放できるページ数としてカウントしません(下位にリーフページが存在するため)。しかし,pdreclaimは下位のリーフページをすべて解放した場合,中間ページも同時に解放します。
- キー値が201件以上重複したインデクスの場合,キー値を管理する特殊なページが作成されます。pddbst実行時,この管理ページも解放できるページ数としてカウントしません(下位に重複キーの情報を保持するページが存在するため)。しかし,pdreclaimは下位の重複キーの情報を保持するページをすべて解放した場合,管理ページも同時に解放します。
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