スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

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8.1.5 ディクショナリ表の再編成

ディクショナリ表を再編成する場合,データディクショナリ用RDエリア(データディクショナリLOB用RDエリア,レジストリ用RDエリア,及びレジストリLOB用RDエリアを定義している場合はこれらも含む)をコマンド閉塞状態にすることで,ユーザが定義した表を再編成するのと同様に実行できます。

ディクショナリ表の再編成は,特定のディクショナリ表だけ,又はすべてのディクショナリ表を再編成できます。ディクショナリ表を再編成する場合のアンロード・リロード処理の順序は「8.9.2(3)(b)ディクショナリ表の場合」の表の項番の順になります。再編成のリロード処理中にエラーとなった場合は,リロード(-k reld)の再実行で再編成を再開できます。ただし,リロード中にデータディクショナリ用RDエリア又はデータディクショナリLOB用RDエリアに容量不足が発生した場合,RDエリアをバックアップから回復するケースがあります。再編成の手順については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム運用ガイド」の例題(ディクショナリ表の再編成)の「注意事項」を参照してください。

LOB列があるディクショナリ表の場合,制御情報ファイルのunload文及びlobunld文で再編成対象を指定できます。LOB列構成基表とLOB列を同時に再編成する場合は,制御情報ファイルにunload文とlobunld文を両方とも指定してください。制御情報ファイルのunload文及びlobunld文の指定の組み合わせとそれによる再編成対象を次に示します。

制御情報ファイルの指定 再編成対象
unload文指定 lobunld文指定 LOB列構成基表 LOB列
あり あり
なし
なし あり
なし pdrorgは実行できません。

(凡例)○:再編成します。 −:再編成しません。

なお,LOB列があるディクショナリ表は次の表です。