スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)
表の再編成では,表中のデータをいったんファイルに退避した後,そのファイルのデータを再度表に格納します。この表中のデータをファイルに退避する処理のことを表のアンロードといいます。
表のアンロードは,表単位,又はRDエリア単位(横分割表の場合)に実行できます。
表のアンロードの概要を次の図に示します。
図8-6 表のアンロードの概要
別表へデータを移行する場合,アンロードデータファイルへ表データを退避して,そのアンロードデータファイルから別表へリロードします。このとき,別表の属性(FIX又は非FIX)や列定義(列数,データ型など)は同じである必要があります。ただし,定義が異なる場合でも,アンロードデータをpdloadの入力データファイル(-Wオプション指定)にすると,データ移行ができることがあります。
別表へのデータ移行の概要を次の図に示します。
図8-7 別表へのデータ移行の概要
表の分割条件を変更する場合,いったんアンロードデータファイルへ表データを退避しておきます。次に,表の分割条件を変更してから,退避しておいたアンロードデータファイルから表へリロードします。
表の分割条件変更の概要を次の図に示します。
図8-8 表の分割条件変更の概要
アンロードデータを,pdloadの入力データファイルとして使用する場合,又はUAPで使用する場合は,-Wオプションを指定してアンロードします。
LOB列構成基表とLOB列は同時にアンロードしてください。LOB列だけをアンロードすることはできません。
文字集合を定義した表をアンロードする場合,UOCの利用有無に関係なく,文字コード変換をします。このとき,文字集合の列のデータは,既定文字集合(pdsetupコマンドで指定した文字コード種別)に変換してアンロードデータファイルに出力します。
UOCを利用したアンロードについては,「8.1.2(6) UOCを利用した再編成」を参照してください。
ユティリティ専用ユニットの利用については,「8.1.2 表の再編成」を参照してください。
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