スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

[目次][索引][前へ][次へ]

7.14.3 制御文(define copy rdarea文

define copy rdarea文のオペランドについて説明します。なお,表中の項番は,各オペランドの番号と対応しています。

項番 オペランド
1
define copy rdarea 複写先RDエリア名
2
   〔globalbuffer グローバルバッファ名〕
3
   〔lobbuffer LOB用グローバルバッファ名〕
4
   reproduce 複写元RDエリア名
 ;
<この項の構成>
(1) 複写先RDエリア名
(2) globalbuffer グローバルバッファ名
(3) lobbuffer LOB用グローバルバッファ名
(4) reproduce 複写元RDエリア名

(1) 複写先RDエリア名

   〜<識別子>((1〜30))

構成情報の複写先RDエリアの名称を指定します。

RDエリア名を引用符(")で囲んだ場合は大文字と小文字が区別されますが,引用符で囲まない場合はすべて大文字として扱われます。

(2) globalbuffer グローバルバッファ名

   〜<識別子>((1〜16))

構成情報の複写先のRDエリアに割り当てられているグローバルバッファを変更したい場合,HiRDBシステムにある(HiRDB/パラレルサーバの場合は,構成情報複写をするサーバにある)グローバルバッファの名称を指定します。

グローバルバッファについては,pdbuflsコマンドで確認できます。

<規則>
  1. インデクス用又はLOB用のRDエリアのグローバルバッファは指定できません。
  2. 面数指定のグローバルバッファの場合,指定するグローバルバッファのグローバルバッファ長は,複写元RDエリアのページ長以上でなければなりません。グローバルバッファ長は,pdbuflsコマンドで確認できます。
  3. ここで指定したグローバルバッファの割り当ては,次回のHiRDBの正常開始時には無効となります。そのため,次回のHiRDBの正常開始時にはシステム共通定義のグローバルバッファの割り当てを変更する必要があります。
  4. このオペランドを省略した場合,構成情報複写前のグローバルバッファが割り当てられます。
  5. このオペランドを指定してグローバルバッファが割り当てられない場合,RDエリアの構成情報複写はエラーとなります。

(3) lobbuffer LOB用グローバルバッファ名

   〜<識別子>((1〜16))

構成情報の複写先のLOB用RDエリアに割り当てられているLOB用グローバルバッファを変更したい場合,HiRDBシステムにある(HiRDB/パラレルサーバの場合は,構成情報複写をするサーバにある)グローバルバッファの名称を指定します。

グローバルバッファについては,pdbuflsコマンドで確認できます。

<規則>
  1. ユーザ用RDエリア,又はインデクス用のRDエリアのグローバルバッファは指定できません。
  2. 指定するグローバルバッファのグローバルバッファ長は,複写元RDエリアのページ長以上でなければなりません。グローバルバッファ長は,pdbuflsコマンドで確認できます。
  3. ここで指定したグローバルバッファの割り当ては,次回のHiRDBの正常開始時には無効となります。そのため,次回のHiRDBの正常開始時にはシステム共通定義のグローバルバッファの割り当てを変更する必要があります。
  4. このオペランドを省略した場合,構成情報複写前に割り当てられていたLOB用グローバルバッファが割り当てられます。ただし,構成情報複写前にLOB用グローバルバッファが割り当てられていない場合は割り当てられません。
  5. このオペランドを指定してLOB用グローバルバッファが割り当てられない場合,RDエリアの構成情報複写はエラーとなります。
  6. このオペランドは,LOB用RDエリアの構成情報複写の場合に指定できます。ユーザ用RDエリアの構成情報複写の場合に指定するとエラーになります。

(4) reproduce 複写元RDエリア名

   〜<識別子>((1〜30))

構成情報の複写元RDエリアの名称を指定します。

RDエリア名を引用符(")で囲んだ場合は大文字と小文字が区別されますが,引用符で囲まない場合はすべて大文字として扱われます。

複写元RDエリアを構成するHiRDBファイルの,HiRDBファイルシステム領域に対応した世代番号を登録していない場合,エラーとなります。