スケーラブルデータベースサーバ　HiRDB Version 8 コマンドリファレンス（UNIX(R)用）

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pdls【-d ris】（ログ適用処理の実行状況の表示）

機能

ログ同期方式のリアルタイムSANレプリケーションを適用している場合，ログ適用サイトでのログ適用処理の実行状況を表示します。

形式

 
　pdls -d ris 〔｛-u ユニット識別子｜-s サーバ名｝〕 〔-a〕

オプション

　　　〜＜識別子＞((4文字))

指定したユニット（ユニット内のすべてのサーバマシン）のログ適用処理の実行状況を表示する場合に指定します。

　　　〜＜識別子＞((8文字以内))

指定したサーバマシンのログ適用処理の実行状況を表示する場合に指定します。

ログ適用処理に使用するすべての情報を出力する場合に指定します。

注意事項

  1. pdls -d risコマンドのリターンコードは，0の場合は正常終了，8の場合は異常終了となります。
  2. pdls -d risコマンドは，ログ適用サイトで実行できます。業務サイトで実行した場合，KFPS04684-Eメッセージが出力されます。
  3. pdls -d risコマンドは，HiRDBが稼働中のときに実行できます。
  4. pdls -d risコマンドは，シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンで実行してください。
  5. -uオプション及び-sオプションを省略した場合は，システム内のすてべのサーバマシンで実行しているログ適用処理の実行状況を表示します。
  6. pdls -d risコマンドの実行結果は，最新の状況と異なる場合があります。
    次に示す情報は，システムログファイルの終端までログを読み終えて次世代のシステムログファイルを読み込み始めるとき，又は最新のログまで読み終えて新たなログが書き込まれるのを待っているときに更新されます。
    • ログ適用終端のポイント情報
    • 未適用ログが含まれているシステムログのファイルグループの残り数

出力形式

［説明］
対象サーバがない場合，1〜3の行は表示されません。
対象サーバがフロントエンドサーバの場合，2及び3の行は表示されません。
ログ適用処理を開始する前の場合，又は対象サーバマシンに閉塞状態のRDエリアがない場合は，3は表示されないで，4が表示されます。

aaaa：
ユニット識別子（4文字）

bbccdd：
pdls -d risコマンドを入力した時刻（時分秒）

ee...e：
サーバ名（8文字以内）

ff...f：
現在のログ適用処理の実行状況（10文字以内）
SYNC：ログ適用処理の実行中
TAKEOVER：データベース引き継ぎ中
IDLE：ログ出力待ち合わせ中，又はログ適用処理の開始前

gg...g：
未適用ログが含まれているシステムログのファイルグループの残り数（10進数3けた以内）
ログ適用処理の実行状況がIDLEの場合は0が表示されます。

SYSTEM LOG APPLY INFORMATION：
ログ適用情報

CURRENT：
ログ適用中のポイント情報
ff...fがSYNC又はTAKEOVERの場合は，ログ適用をしているシステムログの情報を表示します。ff...fがIDLEの場合は，データベースに反映済みの最新のシステムログの情報を表示します。

hh...h：
システムログファイルのファイルグループ名（8文字以内）
ログ適用開始前の場合は，「********」が表示されます。

ii...i：
ランID（8文字以内）
ログ適用開始前の場合は，「********」が表示されます。

jj...j：
サーバマシンごとのランID（8文字以内）
ログ適用開始前の場合は，「********」が表示されます。

kk...k：
世代番号（16進数8文字以内）
ログ適用開始前の場合は，「********」が表示されます。

mm...m：
システムログブロック番号（16進数8文字以内）
ログ適用開始前の場合は，「********」が表示されます。

END：
ログ適用終端のポイント情報

oo...o：
システムログファイルのファイルグループ名（8文字以内）
ログ適用開始前の場合は，「********」が表示されます。

pp...p：
ランID（8文字以内）
ログ適用開始前の場合は，「********」が表示されます。

qq...q：
サーバごとのランID（8文字以内）
ログ適用開始前の場合は，「********」が表示されます。

rr...r：
世代番号（16進数8文字以内）
ログ適用開始前の場合は，「********」が表示されます。

ss...s：
システムログブロック番号（16進数8文字以内）
ログ適用開始前の場合は，「********」が表示されます。

RDAREA HOLD INFORMATION：
RDエリアの閉塞情報
ログ運用を停止したRDエリアの閉塞情報を表示します。

uu...u：
RDエリア名（識別子31文字以内）

vv...v：
RDエリアID（10進数11文字以内）

ww...w：
RDエリアの状態（18文字以内）
RDエリアの状態については，「pddbls（RDエリアの状態表示）」の「出力形式」にある，「cc...c」の説明を参照してください。RDエリアの状態を取得できない場合は,「******************」が表示されます。

XXXX：
RDエリアの種別（4文字）
RDエリアの種別については，「pddbls（RDエリアの状態表示）」の「出力形式」にある，「eeee」の説明を参照してください。RDエリアの種別を取得できない場合は,「****」が表示されます。

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