スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム定義(UNIX(R)用)

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10.2.10 トラブルシュート情報に関するオペランド

35) PDCLTPATH SQLトレースファイル及びエラーログファイルの出力先ディレクトリ
〜〈パス名〉《$PDDIR/spool/hubspool/外部サーバ名/》
SQLトレースファイル及びエラーログファイルの出力先ディレクトリを指定します。SQLトレースファイル及びエラーログファイルについては,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。外部サーバのHiRDBのバージョンが異なる場合は,対応するバージョンのマニュアルを参照してください。

 

36) PDSQLTRACE SQLトレースファイルのサイズ
〜<符号なし整数>(( 0,4096〜2000000000))(単位:バイト)
SQLトレースファイルのサイズをバイト単位で指定します。SQLトレースファイルはPDCLTPATHオペランドで指定したディレクトリに出力されます。PDCLTPATHオペランドを省略した場合は,$PDDIR/spool/hubspool/外部サーバ名/下に出力されます。
《オペランドの規則》
  • 0を指定した場合はファイルの最大のサイズとなります。
  • このオペランドを省略した場合はSQLトレースを出力しません。
このオペランドの機能及び指定方法は,クライアント環境定義のPDSQLTRACEオペランドと同じです。PDSQLTRACEオペランドについては,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。外部サーバのHiRDBのバージョンが異なる場合は,対応するバージョンのマニュアルを参照してください。

 

37) PDSQLTEXTSIZE SQLトレースファイルに出力するSQL文のサイズ
〜<符号なし整数>((4096〜2000000))《4096》(単位:バイト)
SQLトレースファイルに出力するSQL文のサイズをバイト単位で指定します。
なお,アクセスパス取得時に省略した場合は2000000が仮定されます。

 

38) PDSQLEXECTIME YES|NO
SQLトレースにSQL実行時間を出力するかどうかを指定します。
YES:SQLトレースにSQL実行時間を出力します。
NO:SQLトレースにSQL実行時間を出力しません。
《注意事項》
  • このオペランドにYESを指定した場合,UAP統計レポートに出力されるSQL実行時間の単位はマイクロ秒になります。
  • SQLトレースに出力される値は,実行時間が24時間を超えると正常に出力されません。

 

39) PDUAPERLOG エラーログファイルのサイズ
〜<符号なし整数>(( 0,4096〜65536))《4096》(単位:バイト)
エラーログファイルのサイズをバイト単位で指定します。エラーログファイルはPDCLTPATHオペランドで指定したディレクトリに出力されます。PDCLTPATHオペランドを省略した場合は,$PDDIR/spool/hubspool/外部サーバ名/下に出力されます。
《オペランドの規則》
0を指定した場合はファイルの最大のサイズとなります。
このオペランドの機能及び指定方法は,クライアント環境定義のPDUAPERLOGオペランドと同じです。PDUAPERLOGオペランドについては,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。外部サーバのHiRDBのバージョンが異なる場合は,対応するバージョンのマニュアルを参照してください。

 

40) PDPRMTRC YES | NO
SQLトレースに?パラメタ情報を出力するかどうかを指定します。
YES:SQLトレースに?パラメタ情報を出力します。
NO:SQLトレースに?パラメタ情報を出力しません。

 

41) PDPRMTRCSIZE SQLトレース中の?パラメタ情報の最大データ長
〜<符号なし整数>((4〜4096))《256》(単位:バイト)
SQLトレースに出力する?パラメタ情報の最大データ長を指定します。
《前提条件》
PDPRMTRCオペランドにYESを指定する必要があります。

 

42) PDTRCMODE ERR | NONE
SQLトレース以外のトラブルシュート情報(ファイル名がpderrXXXX.trcの情報)を出力するかどうかを指定します。
ERR:トラブルシュート情報を出力します。
NONE:トラブルシュート情報を出力しません。
トラブルシュート情報はPDCLTPATHオペランドで指定したディレクトリ下に出力されます。PDCLTPATHオペランドを省略した場合は,$PDDIR/spool/hubspool/外部サーバ名/下に出力されます。

 

43) PDTRCPATH 動的SQLトレースファイルの出力先ディレクトリ
〜<パス名>
動的SQLトレースファイルの出力先ディレクトリを指定します。トレース取得コマンド(pdtrcmgr)で動的SQLトレースファイルを取得する場合は,このオペランドを必ず指定してください。
また,pdtrcmgrにこのオペランドで指定したディレクトリを指定すると,次回のCONNECT時からこのオペランドで指定したディレクトリにSQLトレースファイルを出力します。
トレース取得コマンドpdtrcmgr)については,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。外部サーバのHiRDBのバージョンが異なる場合は,対応するバージョンのマニュアルを参照してください。

 

44) PDUAPREPLVL 〔s〕〔u〕〔p〕〔r〕| a
UAP統計レポートの出力情報種別を指定します。UAP統計レポート機能については,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。外部サーバのHiRDBのバージョンが異なる場合は,対応するバージョンのマニュアルを参照してください。
s:SQL単位の情報を出力します。また,SQLトレースも出力します。
u:UAP単位の情報を出力します。
p:アクセスパス情報を出力します。
r:SQL実行時の中間情報を出力します。
a:すべての情報を出力します。
《前提条件》
PDCLTPATHオペランドを指定する必要があります。
《オペランドの規則》
  • このオペランドを省略すると,SQLトレースだけを出力します。
  • s,u,p,及びrは,1文字以上の任意の組み合わせで指定できます。suprと指定した場合は,aと同じ意味になります。s,及びa以外を指定した場合,SQLトレースは出力されません。
  • PDUAPREPLVLだけを指定してs,u,p,r,aを指定しないとエラーになります。
このオペランドの機能及び指定方法は,クライアント環境定義のPDUAPREPLVLオペランドと同じです。PDUAPREPLVLオペランドについては,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。外部サーバのHiRDBのバージョンが異なる場合は,対応するバージョンのマニュアルを参照してください。

 

45) PDREPPATH UAP統計レポートの出力先ディレクトリ
〜<パス名>
通常,UAP統計レポートはPDCLTPATHオペランドに指定したディレクトリ下に出力されます。これとは異なるディレクトリ下にUAP統計レポートを出力する場合にこのオペランドを指定します。
CONNECT/DISCONNECT単位にファイルが作成されて,ファイル名はpdHHMMSSmmm_xxx_*(1or2).trcになります。
HHMMSSmmm:CONNECTした時間
xxx:コネクト通番
このオペランドの機能及び指定方法は,クライアント環境定義のPDREPPATHオペランドと同じです。PDREPPATHオペランドについては,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。外部サーバのHiRDBのバージョンが異なる場合は,対応するバージョンのマニュアルを参照してください。

 

46) PDSQLTRCOPENMODE CNCT | SQL
SQLトレースを取得する場合のSQLトレースファイルのオープンモードを指定します。
CNCT:
CONNECT/DISCONNECT単位にSQLトレースファイルをオープン又はクローズしてSQLトレースを出力します。SQLを指定するよりオーバヘッドが削減されるため,SQLトレースの出力時間が短縮されます。ただし,SQLトレースファイルをオープンしたまま情報を書き込むため,正常にDISCONNECTしない場合は,SQLトレースが正しく出力されないことがあります。
SQL:
SQL(オペレーション)単位にSQLトレースファイルをオープン又はクローズしてSQLトレースを出力します。
《前提条件》
PDREPPATHオペランドを指定する必要があります。

 

47) PDVWOPTMODE アクセスパス情報の取得モード
〜<符号なし整数>((0〜2))《0》
アクセスパス情報を取得するかどうかを指定します。アクセスパス表示ユティリティ実行時にここで取得したアクセスパス情報を使用します。外部HiRDB(シングルサーバ又はフロントエンドサーバがあるユニット)の$PDDIR/spool/pdsqldump/下にアクセスパス情報が出力されます。
0:
アクセスパス情報を取得しません。
1:
アクセスパス情報を取得します。ただし,SQLオブジェクトがバッファ中にあるSQLの情報は出力しません。
2:
アクセスパス情報を取得します。SQLオブジェクトがバッファ中にあるSQLについてもSQLオブジェクトを再作成して,SQLの情報を出力します。
 
このオペランドの機能及び指定方法は,クライアント環境定義のPDVWOPTMODEオペランドと同じです。PDVWOPTMODEオペランドについては,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。外部サーバのHiRDBのバージョンが異なる場合は,対応するバージョンのマニュアルを参照してください。