スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム定義(UNIX(R)用)

[目次][索引][前へ][次へ]

5.2.8 共用メモリに関するオペランド

29) pd_sds_shmpool_size = シングルサーバ用共用メモリサイズ
〜<符号なし整数>(単位:キロバイト)
  • 32ビットモードの場合:((1〜200000))
  • 64ビットモードの場合:((1〜4000000000))
ユニットコントローラ用の共用メモリの中で,シングルサーバが使用する領域の大きさをキロバイト単位で指定します。
《指定値の目安》
通常はこのオペランドを省略してください。サーバ共通定義及びシングルサーバ定義のpd_sds_shmpool_sizeオペランドを省略すると,このオペランドの値をHiRDBが計算します(pd_sysdef_default_optionオペランドにv6compatibleを指定している場合は1024が仮定されます)。HiRDBはマニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」に記載されている「シングルサーバが使用する共用メモリの計算式」を基に計算をします。この計算式中の変数の説明に出てくるオペランドの値を変更した場合,このオペランドの値をHiRDBが自動的に再計算します。なお,計算式中の変数「サーバ内のインデクス総数」はpd_assurance_index_noオペランドの値が仮定されます。
また,計算式中の変数「インデクス用のグローバルバッファプール数」,及び「グローバルバッファ総数(pdbufferオペランドの指定数)」は,32ビットモードの場合は500,64ビットモードの場合は1000が仮定されます。
《指定値のチューニング方法》
次に示すメッセージが出力された場合は,このオペランドの指定値を大きくしてください。
  • KFPA20003-E
  • KFPD00005-E
  • KFPD00012-E
  • KFPD00021-E
  • KFPH20003-E
《注意事項》
  • 必要以上にこのオペランドの値が大きいと,共用メモリをむだに確保してしまいます。また,このオペランド値が小さ過ぎると,次に示す現象が発生します。
    ・HiRDBを開始できなくなります。
    ・UAP又はユティリティが実行できなくなります。
  • このオペランドを省略する場合は,必ずpd_assurance_table_no,及び pd_assurance_index_noオペランドに適切な値を指定してください。