Javaストアドプロシジャ又はJavaストアドファンクションを使用する場合に,Javaに関するオペランドを指定します。Javaストアドプロシジャ及びJavaストアドファンクションについては,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。
なお,HiRDBの稼働プラットフォームによってはJavaストアドプロシジャ又はJavaストアドファンクションを使用できません。詳細については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム運用ガイド」の「Javaストアドプロシジャ,Javaストアドファンクションを使用できる環境」を参照してください。
- 85) pd_java_archive_directory = "JARファイル格納ディレクトリ"
- 〜<パス名>
- Javaストアドプロシジャ又はJavaストアドファンクションで使用するJARファイルを格納するディレクトリ名を絶対パス名で指定します。
- 《注意事項》
- このオペランドを指定する場合,ここで指定するディレクトリをJARファイルのインストール前に作成しておく必要があります。
- JARファイル格納ディレクトリは,JARファイルを格納するための専用のディレクトリです。
- JARファイル格納ディレクトリには,インストールしたJARファイル以外を格納しないでください。
- 《オペランドの規則》
- 《オペランドの省略値》
- このオペランドを省略すると,システム共通定義の同じオペランドの指定値が有効となります。システム共通定義の同じオペランドも省略すると,$PDDIR/javaが仮定されます。
- 86) pd_java_classpath = "Javaクラスパス"
- 〜<パス名>
- Java仮想マシンで使用するクラスパスを絶対パス名で指定します。
- このオペランドに指定したパスに含まれるクラスは,Javaストアドプロシジャ又はJavaストアドファンクションの処理手続きとして実行されるJavaメソッドから参照できます。
- Javaストアドプロシジャ又はJavaストアドファンクションの外部ルーチン名として指定したJARファイルとこのオペランドに指定したパスに同じ名称のクラスがある場合,このオペランドに指定したパスが優先されます。
- 《オペランドの規則》
- 《オペランドの省略値》
- このオペランドを省略すると,システム共通定義の同じオペランドの指定値が有効となります。
- 87) pd_java_runtimepath = "Java Runtime Environmentのルートディレクトリ"
- 〜<パス名>
- Java Runtime Environmentのルートディレクトリを絶対パス名で指定します。
- 《オペランドの規則》
- 《注意事項》
- JRE(Java Runtime Environment)の同梱を廃止したため,HiRDBを07-03より前のバージョンから07-03以降にバージョンアップする場合,このオペランドを追加するか,又はこのオペランドの指定値を変更してください。バージョンアップの注意事項については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」の「Javaストアドプロシジャ及びJavaストアドファンクションを使用する場合」を参照してください。
- 《オペランドの省略値》
- このオペランドを省略すると,システム共通定義の同じオペランドの指定値が有効となります。システム共通定義の同じオペランドも省略すると,$PDDIR/jreが仮定されます。
- 88) pd_java_libpath = "Java仮想マシンのライブラリディレクトリ"
- 〜<パス名>
- Java仮想マシンのライブラリが格納されているディレクトリを,Java Runtime Environmentのルートディレクトリ(pd_java_runtimepathオペランドの値)への相対パス名で指定します。
- 《オペランドの省略値》
- このオペランドを省略すると,システム共通定義の同じオペランドの指定値が有効となります。システム共通定義の同じオペランドも省略すると,次に示す値が仮定されます。
OSの種類 |
省略値 |
HP-UX (32ビットモード) |
lib/PA_RISC/hotspot |
HP-UX (64ビットモード) |
lib/PA_RISC2.0W/server |
HP-UX (IPF) |
lib/IA64W/server |
Solaris (32ビットモード) |
lib/sparc/hotspot |
Solaris (64ビットモード) |
lib/sparcv9/server |
Linux |
lib/i386/server |
Linux (IPF) |
lib/ia64/server |
Linux (EM64T) |
lib/amd64/server |
AIX (32ビットモード) |
bin/classic |
AIX (64ビットモード) |
- 《オペランドの規則》
- 《オペランドの指定方法》
- CPUのアーキテクチャがPA-RISC 2.0に適したHot Spot仮想マシンを使用する場合の例です。この例はHP-UX版のJava Runtime Environment 1.2.2を使用しているとします。
- pd_java_libpath = "lib/PA_RISC2.0/hotspot"
- 《注意事項》
- HP-UX版の場合,lib/PA_RISC/classic及びlib/PA_RISC2.0/classicを指定しないでください。指定すると,HiRDBが正しく動作しないことがあります。
- 89) pd_java_stdout_file = "Java仮想マシンの標準・標準エラー出力の設定先ファイル"
- 〜<パス名>
- Java仮想マシンでの標準出力又は標準エラー出力の出力先をファイルにする場合,そのファイル名を絶対パス名で指定します。
- 《指定値の目安》
- このオペランドで指定するファイルの容量が非常に大きくなるため,通常はこのオペランドを指定しないでください。Javaストアドプロシジャ又はJavaストアドファンクションのデバッグ時に指定することをお勧めします。なお,このオペランドで指定するファイルの容量制限はありません。
- 《オペランドの省略値》
- このオペランドを省略すると,システム共通定義の同じオペランドの指定値が有効となります。システム共通定義の同じオペランドも省略すると,Java仮想マシンでの標準出力又は標準エラー出力が無視されます。
- 《注意事項》
- 複数プロセスからの同時書き込みがあった場合は,その出力内容を保証しません。
- 《オペランドの規則》
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2016, Hitachi, Ltd.