スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム定義(UNIX(R)用)

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2.2.25 インメモリデータ処理に関するオペランド

インメモリデータ処理については,マニュアル「HiRDB Version 8 バッチ高速化機能」を参照してください。

140) pd_max_resident_rdarea_no = インメモリRDエリアの最大数
〜<符号なし整数>((0〜8388592))《0》
インメモリRDエリアの最大数を指定します。このオペランドの指定値を超えた数のRDエリアをインメモリ化できません。
《前提条件》
このオペランドを指定する場合はHiRDB Acceleratorが必要になります。
《指定値の目安》
  • インメモリデータ処理を行う場合は,このオペランドに1以上を指定してください。0を指定すると,インメモリデータ処理を実行できません。
  • HiRDB/パラレルサーバの場合,このオペランドの指定値は1バックエンドサーバ当たりの最大数になります。
《注意事項》
  • このオペランドには,必要以上に大きな値を指定しないでください。このオペランドの指定値を大きくすると,HiRDBが使用する共用メモリが増加します。これによって,共用メモリが不足しHiRDBを開始できないことがあります。

 

141) pd_max_resident_rdarea_shm_no = インメモリデータバッファが使用する共用メモリセグメントの最大数
〜<符号なし整数>((1〜2147450879))《pd_max_resident_rdarea_noの値×1.5》
インメモリデータバッファが使用する共用メモリセグメントの最大数を指定します。このオペランドの指定値を超えた数の共用メモリセグメントを使用することはできません。
《前提条件》
  • このオペランドを指定する場合はHiRDB Acceleratorが必要になります。
  • pd_max_resident_rdarea_noオペランドが指定されている必要があります。
《指定値の目安》
  • インメモリデータ処理を行う場合はこのオペランドの指定を検討してください。マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」の「インメモリデータバッファが使用する共用メモリセグメント数」を参照してから,このオペランドの指定値を決定してください。
  • HiRDB/パラレルサーバの場合,このオペランドの指定値は1バックエンドサーバ当たりの最大数になります。
《注意事項》
  • このオペランドには,必要以上に大きな値を指定しないでください。このオペランドの指定値を大きくすると,HiRDBが使用する共用メモリが増加します。これによって,共用メモリが不足しHiRDBを開始できないことがあります。
  • このオペランドの指定値を変更した場合,OSのオペレーティングシステムパラメタ(共用メモリセグメントの最大サイズ,システム上の共用メモリセグメントの最大数,1プロセス当たりの共用メモリセグメントの最大数)の指定値を見直す必要があります。
  • このオペランドに指定するのはあくまでHiRDBが管理する上限値です。OSが管理する上限値とは異なります。例えば,このオペランドに200を指定しても,OSの上限値が100の場合,確保できる共用メモリセグメントの最大数は100になります。