スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム定義(UNIX(R)用)
pd_dbsync_pointオペランドの値 | pd_system_dbsync_pointオペランドの値 | |
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sync | commit(省略値) | |
sync(省略値) | 全RDエリアの更新内容をシンクポイント時点で反映します。 | 前記のRDエリアの更新内容はCOMMIT文発行時点で反映します。そのほかのRDエリアの更新内容はシンクポイント時点で反映します。 |
commit | 全RDエリアの更新内容をCOMMIT文発行時点で反映します。 |
比較項目 | pd_dbsync_altwrite_skipオペランドの値 | |
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Y | N(省略値) | |
シンクポイント取得処理中に,更新バッファに対して参照要求が発生した場合のデータベース書き込み処理方式 | 更新バッファの内容をデータベースに書き込む処理は,参照要求をしたトランザクションを実行するサーバプロセスが代行しません(代行処理をスキップします)。 | 更新バッファの内容をデータベースに書き込む処理は,参照要求をしたトランザクションを実行するサーバプロセスが代行します(代行処理をスキップしません)。 |
メリット | トランザクションを実行するサーバプロセスで代行処理を行わないため,シンクポイント取得処理中の参照トランザクションの性能が安定します。 | 参照トランザクションに対して負荷が分散される分,シンクポイント取得処理時間が短くなります。 |
デメリット | 参照トランザクションに対して負荷が分散されない分,シンクポイント取得処理時間が長くなります。 | シンクポイント取得処理中の参照トランザクションの性能が低下することがあります。 |
レベル | 説明 |
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レベル0 | 空白変換をしません。 |
レベル1 | 操作系SQLでの定数,埋込み変数,又は?パラメタのデータの空白を次のように変換します。
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レベル3 | 空白変換レベル1の処理に加えて次の処理が加わります。
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pd_thdlock_sleep_func オペランドの値 |
pd_thdlock_retry_timeオペランドの値 | |
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1〜10000 | 10001〜1000000 | |
0 | select()又はSleep()を使用して指定したスレッド間ロックのスリープ時間だけ,各プロセスが待機します。 | |
1 | sched_yield()又はSwitchToThread()を使用して,OSによってプロセスの割り当てを決定します(pd_thdlock_retry_timeオペランドの値は無効となります)。※ | select()又はSleep()を使用して指定したスレッド間ロックのスリープ時間だけ,各プロセスが待機します。 |
pd_thdlock_sleep_funcオペランドの値 | pd_thdlock_retry_timeオペランドの値 | |
---|---|---|
1〜10000 | 10001〜1000000 | |
0 | select()又はSleep()を使用して指定したスレッド間ロックのスリープ時間だけ,各プロセスが待機します。 | |
1 | sched_yield()又はSwitchToThread()を使用して,OSによってプロセスの割り当てを決定します(pd_thdlock_retry_timeオペランドの値は無効となります)。※ | select()又はSleep()を使用して指定したスレッド間ロックのスリープ時間だけ,各プロセスが待機します。 |
項目 | Yを指定した場合 | Nの場合 |
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HiRDBの処理 | UAP又はコマンド※の実行時,RDエリアの排他を取得する前に,アクセスする可能性があるすべてのRDエリアの閉塞状態をチェックします。例えば,RDエリア1〜4に横分割されている表にアクセスする場合,RDエリア1〜4の閉塞状態をチェックします。ただし,キーレンジ分割,又はFIXハッシュ分割で条件を指定して,UAP側でアクセスする可能性があるRDエリアを絞り込んでいる場合,アクセスする可能性がないRDエリアが閉塞していてもエラーにはなりません。 | UAP又はコマンド※の実行時,RDエリアの排他を取得した後に,アクセスする可能性があるすべてのRDエリアの閉塞状態をチェックします。例えば,RDエリア1〜4に横分割されている表にアクセスするとします。インデクスを使用してアクセスするRDエリアを絞り込んだ結果,アクセス対象RDエリアがRDエリア1の場合,RDエリア1に対してだけ閉塞状態をチェックします。これはHiRDB Version 5.0以前の処理方式です。 |
閉塞中のRDエリアにUAPがアクセスした場合 | RDエリアの排他を取得する前に閉塞チェックをするため,RDエリアが閉塞していることを,Nを指定したときよりも早く検知できます。 | RDエリアの排他を取得した後に閉塞チェックをするため,閉塞中のRDエリアにUAPがアクセスした場合,RDエリアの排他によるタイムアウトエラー(KFPA11770-E)が発生することがあります。 また,アクセス対象RDエリアがデータロード又は再編成で閉塞中の場合,データロード又は再編成処理の終了後にUAPが閉塞エラー(KFPA11920-E)になることがあります。 |
非横分割インデクスを使用してアクセスするRDエリアを絞り込む場合 | 表が横分割されていてインデクスが横分割されていない場合に注意が必要です。非横分割インデクスを使用してアクセス対象RDエリアを絞り込む場合,アクセス対象外のRDエリアが閉塞していても,閉塞エラー(KFPA11920-E)になります。HiRDBの処理で説明した例の場合,RDエリア1〜4のどれかが閉塞していると,UAPが閉塞エラー(KFPA11920-E)になります。 | 非横分割インデクスを使用してアクセス対象RDエリアを絞り込む場合,アクセス対象外のRDエリアが閉塞していても,UAP又はコマンドを実行できます。HiRDBの処理で説明した例の場合,RDエリア2〜4が閉塞していても,UAPを実行できます。 |
エラー要因 | 出力されるメッセージ | |
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Yを指定した場合 | N(省略値)を指定した場合 | |
認可識別子の不正(指定されたユーザは存在しない) | KFPA19632-E | KFPA11561-E |
パスワードの不正(指定されたパスワードが一致しない) | KFPA19632-E | KFPA11560-E |
条件 | 出力されるメッセージ | |
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Y(省略値)を指定した場合 | Nを指定した場合 | |
次に示す原因によってサーバプロセスの強制終了が発生した場合※
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上記以外の原因によってサーバプロセスの強制終了が発生した場合 |
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サーバプロセスの強制終了の原因をHiRDBが判断できない場合 |
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