スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム定義(UNIX(R)用)

[目次][索引][前へ][次へ]

1.1.4 定義の関係

異なる定義で同じオペランドを指定した場合,HiRDBは次に示す優先順位に従って指定値を決定します。

  1. シングルサーバ定義
  2. サーバ共通定義
  3. ユニット制御情報定義
  4. システム共通定義

優先順位の低い定義で標準となる値を指定して,優先順位の高い定義で値を変更できます。

<この項の構成>
(1) クライアント環境定義との関係

(1) クライアント環境定義との関係

次の表に示すHiRDBシステム定義のオペランドの値は,クライアント環境定義でクライアントごとに変更できます。

表1-3 クライアント環境定義で指定値を変更できるオペランド(HiRDB/シングルサーバの場合)

HiRDBシステム定義の
オペランド
クライアント環境定義の
オペランド
オペランドの内容
pd_additional_optimize_level PDADDITIONALOPTLVL SQL拡張最適化オプションを指定します。
pd_cwaittime_wrn_pnt PDCWAITTIMEWRNPNT SQL実行時間警告出力機能のSQL実行時間警告情報を出力する条件を,クライアントの最大待ち時間(クライアント環境定義のPDCWAITTIMEオペランドの値)に対する比率で指定します。
pd_delete_reserved_word_file PDDELRSVWDFILE SQL予約語削除機能を使用する場合,SQL予約語削除ファイルの名称を指定します。
pd_hash_table_size PDHASHTBLSIZE SQL拡張最適化オプションで「ハッシュジョイン,副問合せのハッシュ実行」を適用した場合のハッシュ表サイズを指定します。
pd_hashjoin_hashing_mode PDHJHASHINGMODE SQL拡張最適化オプションで「ハッシュジョイン,副問合せのハッシュ実行」を適用した場合のハッシング方式を指定します。
pd_optimize_level PDSQLOPTLVL SQL最適化オプションを指定します。
pd_space_level PDSPACELVL 空白変換レベルを指定します。
pd_uap_exerror_log_param_size PDUAPEXERLOGPRMSZ エラーログファイル及びSQLエラーレポートファイルに出力するパラメタ情報の最大データ長を指定します。
pd_uap_exerror_log_use PDUAPEXERLOGUSE 拡張SQLエラー情報出力機能を使用するかどうかを指定します。
pd_watch_pc_client_time PDSWATCHTIME Windows対応のHiRDBクライアントからの要求待ち時間を指定します。

クライアントごとに値を変更する場合は,クライアント環境定義の該当するオペランドを指定してください。クライアント環境定義については,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。