スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 解説(UNIX(R)用)

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1.2.1 HiRDB/シングルサーバの構成

HiRDB/シングルサーバは1ユニット(1シングルサーバ)で構成されます。HiRDB/シングルサーバの構成を次の図に示します。

図1-3 HiRDB/シングルサーバの構成

[図データ]

<この項の構成>
(1) ユニット
(2) シングルサーバ(SDS)
(3) ユティリティ専用ユニット

(1) ユニット

HiRDB/シングルサーバは,次に示すサーバから構成されます。

ユニットはサーバの実行制御及び監視をします。概念的には,ユニットとはサーバを格納する器のようなものです。

(2) シングルサーバ(SDS)

シングルサーバとは,データベース(表及びインデクス),データベースの情報を持つデータディクショナリ(ディクショナリ表)を管理するサーバのことです。

(3) ユティリティ専用ユニット

HiRDB/シングルサーバがあるサーバマシンにCMTや磁気テープなどの入出力装置がない場合,入出力装置があるサーバマシンをユティリティ専用ユニットとして使用できます。例えば,複数のHiRDB/シングルサーバを使用していて,入出力装置があるサーバマシンが限られている場合にユティリティ専用ユニットを設定します。ユティリティ専用ユニットを設定する場合の,HiRDB/シングルサーバのシステム構成例を次の図に示します。

図1-4 HiRDB/シングルサーバのシステム構成例(ユティリティ専用ユニットを設置する場合)

[図データ]

〔説明〕
  • サーバマシン2〜4には,CMTや磁気テープなどの入出力装置がありません。サーバマシン1に入出力装置があるので,サーバマシン1をユティリティ専用ユニットとします。
  • CMT又は磁気テープ中のソースデータをデータベースに格納する場合,サーバマシン1(ユティリティ専用ユニット)の入出力装置を使用します。