コマンドを実行する前に，$HOME/HiRDBディレクトリ下に「area」というディレクトリを作成します。

コマンドプロンプトから，次に示すコマンドを実行します。

次のコマンド形式では実行するコマンドをまとめて記述しています。実際に実行するときは，1コマンドずつ実行してください。

【コマンド形式】

$ pdfmkfs -r -n 119 -l 400 -k SVR -e 100 -i /HiRDB/sysfiles $ pdfmkfs -r -n 81 -l 100 -k SVR -e 100 -i /HiRDB/rdfiles

〔説明〕

-r：

確認メッセージを表示しないで初期設定するときのオプションです。

-n：

HiRDBファイルシステム領域サイズ（単位：MB）です。

-l：

HiRDBファイルシステム領域に作成するHiRDBファイルの数の上限です。

-k ：

HiRDBファイルシステム領域の使用目的の指定です。

SVRは，ユティリティ用以外のすべての目的に使用できます。

1行目のコマンド（…/HiRDB/sysfiles）では，システムログファイル，シンクポイントダンプファイル，ステータスファイル，または監査証跡ファイル用のHiRDBファイルシステム領域として使用します。2行目のコマンド（…/HiRDB/rdfiles）では，RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域として使用します。

したがって，それぞれをSYS，DBと指定することもできます。

-e：

HiRDBファイルシステム領域のHiRDBファイルの増分回数の上限です。

-i

-nオプションで指定したHiRDBファイルシステム領域サイズ分の領域を最初から初期化する場合に指定するときのオプションです。

/HiRDB/… ：

HiRDBファイルシステム領域の名称です。

pdfmkfsコマンドが正しく実行されたかどうかを確認するために，pdfstatfsコマンドを実行します。なお，ここではHiRDBファイルシステム領域/HiRDB/sysfilesについてだけ説明します。その他のHiRDBファイルシステム領域についても同様に確認してみてください。

【コマンド形式】

$ pdfstatfs /HiRDB/sysfiles

【コマンドの実行結果】

user area capacity 121642[KB] remain user area capacity 2390[KB] available file size 2390[KB] available file count 400 current file count 17 remain file count 383 free area count 0 available expand count 100 current expand count 0 initialize area kind SVR initialize user id hirman initialize time Fri Jan 30 13:50:08 2004

〔説明〕

サイズが119MBの，システムファイル用のHiRDBファイルシステム領域が作成されています。また，作成者はhirmanです。

補足事項

HiRDBファイルシステム領域は，通常ファイルとしても確認できます。/HiRDBディレクトリ下に，作成した各HiRDBファイルシステム領域の名称のファイルがあります。