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付録G.2 日立コード変換を使用した場合の文字コードの対応

ここでは,日立コード変換を使用した場合の文字コード変換の対応表を,OS別に説明します。

<この項の構成>
(1) HP-UX
(2) Windows
(3) Linux
(4) AIX

(1) HP-UX

HP-UX使用時の,日立コード変換を使用した場合の文字コード変換の対応を次に示します。

表G-2 日立コード変換を使用した場合の文字コード変換の対応(HP-UX)

文字セット
識別子
(変換元)
文字セット識別子(変換先)
850 897 930 932 939 954 1200 1208 1279 5026 5035 5050 33722
sjis sjis cp930 sjis cp939 ujis KEIS cp930 cp939 ujis ujis
850 sjis ×3 ×3
897 sjis ×3 ×3
930 cp930 ×3 ×3 ×1
932 sjis ×3 ×3
939 cp939 ×3 ×3 ×1
954 ujis ×3 ×3
1200 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2
1208 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2
1279 KEIS ×1 ×1 ×3 ×3 ×1 ×1
5026 cp930 ×3 ×3 ×1
5035 cp939 ×3 ×3 ×1
5050 ujis ×3 ×3
33722 ujis ×3 ×3
(凡例)
−:同一文字コードセットのため変換処理は実行されません。
△:変換できます。ただし,64ビット版のTP1/Message Queueの場合は×2,または×3となります。また,32ビット版のTP1/Message Queueの場合は,バージョン07-01-03以降のサポートになります。
/:OSの機能(iconv関数)による変換のため,この表の対象外です。
×1:変換できません。MQGET命令が理由コード「MQRC_NOT_CONVERTED」を返却,またはチャネル送信時にエラーを検知します。
×2:変換できません。MQGET命令が理由コード「MQRC_SOURCE_CCSID_ERROR」を返却,またはチャネル送信時にエラーを検知します。
×3:変換できません。MQGET命令が理由コード「MQRC_TARGET_CCSID_ERROR」を返却,またはチャネル送信時にエラーを検知します。

注意
  • 対応表に記載がない文字セット識別子を使った文字コード変換は,OSの機能(iconv関数)での変換となります。ただし,表G-1の文字コードセットに「−」が記載されているものは,OSの機能(iconv関数)での変換もできません(×2または×3)。
  • iconv関数で変換できるかどうかについては,OSの仕様を確認してください。

(2) Windows

Windows使用時の,日立コード変換を使用した場合の文字コード変換を次に示します。

表G-3 日立コード変換を使用した場合の文字コード変換の対応(Windows)

文字セット
識別子
(変換元)
文字セット識別子(変換先)
850 897 930 932 939 954 1200 1208 1279 5026 5035 5050 33722
sjis sjis cp930 sjis cp939 ujis Unicode UTF-8 KEIS cp930 cp939 ujis ujis
850 sjis ×
897 sjis ×
930 cp930 × × × ×
932 sjis ×
939 cp939 × × × ×
954 ujis ×
1200 Unicode ×
1208 UTF-8 × × × × × × × × × × × ×
1279 KEIS × × × × ×
5026 cp930 × × × ×
5035 cp939 × × × ×
5050 ujis ×
33722 ujis ×
(凡例)
−:同一文字コードセットのため変換処理は実行されません。
○:変換できます。
×:変換できません。MQGET命令が理由コード「MQRC_NOT_CONVERTED」を返却,またはチャネル送信時にエラーを検知します。

注意
対応表に記載がない文字セット識別子を使った文字コード変換はできません(×)。

(3) Linux

Linux使用時の,日立コード変換を使用した場合の文字コード変換を次に示します。

表G-4 日立コード変換を使用した場合の文字コード変換の対応(Linux)

文字セット
識別子
(変換元)
文字セット識別子(変換先)
850 897 930 932 939 954 1200 1208 1279 5026 5035 5050 33722
IBM850 IBM930 SJIS IBM939 UJIS Unicode UTF-8 KEIS IBM930 IBM939 UJIS UJIS
850 IBM850 ×3 ×1 ×1
897 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2
930 IBM930 ×3 ×1
932 SJIS ×3
939 IBM939 ×3 ×1
954 UJIS ×3
1200 Unicode ×1 ×3
1208 UTF-8 ×3
1279 KEIS ×1 ×3 ×1 ×1 ×1 ×1
5026 IBM930 ×3 ×1
5035 IBM939 ×3 ×1
5050 UJIS ×3
33722 UJIS ×3
(凡例)
−:同一文字コードセットのため変換処理は実行されません。
△:変換できます。ただし,32ビット版のTP1/Message Queueの場合は×2,または×3となります。
/:OSの機能(iconv関数)による変換のため,この表の対象外です。
×1:変換できません。MQGET命令が理由コード「MQRC_NOT_CONVERTED」を返却,またはチャネル送信時にエラーを検知します。
×2:変換できません。MQGET命令が理由コード「MQRC_SOURCE_CCSID_ERROR」を返却,またはチャネル送信時にエラーを検知します。
×3:変換できません。MQGET命令が理由コード「MQRC_TARGET_CCSID_ERROR」を返却,またはチャネル送信時にエラーを検知します。

注意
  • 対応表に記載がない文字セット識別子を使った文字コード変換は,OSの機能(iconv関数)での変換となります。ただし,表G-1の文字コードセットに「−」が記載されているものは,OSの機能(iconv関数)での変換もできません(×2または×3)。
  • iconv関数で変換できるかどうかについては,OSの仕様を確認してください。

(4) AIX

AIX使用時の,日立コード変換を使用した場合の文字コード変換を次に示します。

表G-5 日立コード変換を使用した場合の文字コード変換の対応(AIX)

文字セット
識別子
(変換元)
文字セット識別子(変換先)
850 897 930 932 939 954 1200 1208 1279 5026 5035 5050 33722
IBM-850 IBM-930 IBM-932 IBM-939 IBM-eucJP Unicode KEIS IBM-930 IBM-939 IBM-eucJP IBM-eucJP
850 IBM-850 ×3 ×1 ×3 ×1
897 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2
930 IBM-930 ×3 ×3 ×1
932 IBM-932 ×3 ×3
939 IBM-939 ×3 ×3 ×1
954 IBM-eucJP ×3 ×3
1200 Unicode ×1 ×3 ×3
1208 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2 ×2
1279 KEIS ×1 ×3 ×1 ×1 ×3 ×1 ×1
5026 IBM-930 ×3 ×3 ×1
5035 IBM-939 ×3 ×3 ×1
5050 IBM-eucJP ×3 ×3
33722 IBM-eucJP ×3 ×3
(凡例)
−:同一文字コードセットのため変換処理は実行されません。
△:変換できます。ただし,64ビット版のTP1/Message Queueの場合は×2,または×3となります。
/:OSの機能(iconv関数)による変換のため,この表の対象外です。
×1:変換できません。MQGET命令が理由コード「MQRC_NOT_CONVERTED」を返却,またはチャネル送信時にエラーを検知します。
×2:変換できません。MQGET命令が理由コード「MQRC_SOURCE_CCSID_ERROR」を返却,またはチャネル送信時にエラーを検知します。
×3:変換できません。MQGET命令が理由コード「MQRC_TARGET_CCSID_ERROR」を返却,またはチャネル送信時にエラーを検知します。

注意
  • 対応表に記載がない文字セット識別子を使った文字コード変換は,OSの機能(iconv関数)での変換となります。ただし,表G-1の文字コードセットに「−」が記載されているものは,OSの機能(iconv関数)での変換もできません(×2または×3)。
  • iconv関数で変換できるかどうかについては,OSの仕様を確認してください。